MR専門技術者試験の参考までに

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17Apr
- MRI専門技師１４回（４）
  円筒型の全身用超電導MRI装置において利用が困難な受信コイルはどれか＊静磁場は体軸方向１、アレイコイル２、サドルコイル３、ソレノイドコイル４、サーフェイスコイル５、バードケージコイルちょっとズレますが・・・・ガントリ内蔵のコイルは図のような順番です（へたくそですいません笑）実際写真を撮るのはRFコイル。この図にあるRFコイルはVolumeコイルという区分のコイルで送受信可能です。普段検査の際に使うスパインコイルや、直接乗せたりするボディコイルは受信のみの表面コイル（サーフェイスコイル）という区分になります。RFコイルの種類・・・・・・Volumeコイルの特徴としては感度均一、送受信可表面コイルの特徴としては高感度、受信専用　　　　　　　このうちソレノイドコイルは永久磁石にしか用いられない！（覚えるやつ）　　　　　　　＊ソレノイドは、高感度であるが垂直磁場である（SNRサドルコイルの√２倍）つまり答えは３、ソレノイド
16Apr
- 知っとくといいサイン［２］
  dual rim sign　デュアルリムサインSWIで見られる脳膿瘍に特徴的なサイン、同心円状の辺縁に低信号および高信号の輪郭ができる。脳膿瘍とは・・・・ある脳実質に病原体が感染する　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☟　　　　　　　　　　膿が出てきて内部に溜まっていく　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☟　　　　　　　　　　壊死した脳物質や膿に被膜ができるdouble PCL sign半月板損傷によりPCLがSAGで見た時、２重に見えるサイン。バケツ柄断裂ともいうらしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（左：正常　　　右：バケツ柄断裂）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うまく絵が描けないが、断裂した部分がめくれ上がる。　SAGでみるとPCLが２つあるように見えそうでしょ？伝わるかなぁ・・・・・笑
11Apr
- 知っとくといいサイン［1 ］
  intra arterial sign イントラアーテリアルサイン急性期脳梗塞においてFRAIR画像で、血管が詰まって見えるサイン。本来ならフローボイドで血管は見えないはずだが、詰まってることにより、90パルスと180パルスを受け信号が出てくる。神経内科的にはFRAIRでこのサインを見るようだが？SE系なら見れる。T1Wなどでも。ただFRAIRのようにTRが長いので見える方が、より詰まってると言えるからか？FRAIRで◯のよう。dual tail sign デュアルテールサイン（ダブルテール）髄膜腫であるサインのこと。髄膜とは内側から軟膜→くも膜→硬膜とある。髄膜腫は髄膜由来の腫瘍のため、腫瘍の両端っこが、ツチノコの尻尾みたいに、三角にひっぱられてる感じ。髄膜が存在する頭の辺縁にできる（大脳鎌や、下垂体の上とかもありえる）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな感じ
08Apr
- expって？
  expって当初よくわからなかったので解説のせます例えば昨日載せた｛1-exp(-TR/T1)｝・exp(-TE/T2) について。ちなみに前半が縦成分、後半が横成分。これは信号強度やSNRの式で出てきます！信号やSNRを大きくするには、これらを大きくする必要があるつまりexp(-TR/T1)ここを小さくexp(-TE/T2) ここを大きくすると大きくなる。expとはexponentialの略で、指数を表します。eとはネイピア数といって定数です。e=2.718......つまり前半の一部であるexp(-TR/T1)とはe^ (-TR/T1)ということ　　　　　　T1が小さい程、TRが長い程、TR/T1が大きくなり、マイナスがついているので、計算するとexp(-TR/T1)が小さくなる。（実際関数電卓で適当な数で計算してみて）ここを小さくすることで、中括弧の中の1から引いた時に大きくなる。｛1-exp(-TR/T1)｝後半の横磁化の部分exp(-TE/T2)のところは逆にここを大きくしたいので、e ^(-TE/T2) .....T2が大きい程、TEが短い程、TE/T2が小さい値になり、e ^(-TE/T2) としては大きくなる。ややこしいけど、こんなかんじですまとめるとT1が小さい方が信号やSNRは大きい。T2が大きい方が信号やSNRは大きい。またTRは長い方が信号やSNRは大きい。（回復）TEは短い方が信号やSNRは大きい。（分散）
06Apr
- MRI専門技師１４回（３）
  NMR信号の信号雑音比に関する正しい記述はどれか、２つ選べ。　１、T１値の長い資料ほど大きくなる。　２、T２値の長い資料ほど大きくなる。　３、エコー時間が長くなると大きくなる。　４、繰り返し時間が長くなると大きくなる。　５、１ｃｈあたりの受信コイルの半径が長くなるとおおきくなる。　　　　まずこの問題をみてSNRの式を思いだしてみる。　　　　SNR＝B0・（FOV/matrix）・（FOV/matrix）・√｛（位相マト・３Dスラブ・加算）/BW｝　　　　　　　　正確には、これに信号強度をかける（定数や密度などは除く？）　　　　　　　（SEバージョン）１⇒×　T1は短い（緩和が速い）方が信号が大きい。２⇒〇　T2は長い（緩和が遅い＝位相分散が遅い＝いつまでもそろってる）方が信号が大きい。３⇒×　TEが長くなると位相分散が進むため信号は小さくなっていく。４⇒〇　TRが長くなると信号回復される５⇒×　コイル径が小さいほうが表面のSNはよいが深部は悪くなる、問題の聞き方が？？関係する式は思い出せない
04Apr
- MRI専門技師１４回（２）
  正しい記述はどれか、２つ選べ。　１．T1値≧T2値　２．T２値＞T２＊値　３．脂肪のT1値＞水のT1値　４．脂肪のT2値＞水のT2値　５．大脳白質のADC＞大脳灰白質のADC１⇒〇　T１緩和はスピンー格子（実際には分子）緩和ともいい、エネルギーー消失である。　　　　　T2緩和はスピンースピン緩和ともいい、エネルギー（消失＋位相の乱れ）である。　　　　　横緩和のほうが隣にスピンの影響により局所磁場が乱れて位相分散が進むため、　　　　　早い。　　　　　ちなみに純水はT1値＝T2値。　　　　　　　　　　　　　　２⇒〇　T2緩和はSE法で読み取られる信号で、１８０°パルスで位相を強制補正されたもの。　　　　　T2＊緩和はGRE法で読み方取られる信号で、外部磁場の影響もうけた横緩和。　　　　　そのためこちらのほうが早く消失する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　３⇒×　T1・・脂肪は高信号（T1短い）水は低信号（T1長い）４⇒×　T2値・・脂肪は低信号（T2短い）水は高信号（T2長い）５⇒×　いつも見ているADCを思いだして！
03Apr
- MRI専門技師　１４回（１）
  これから、暇を使って解説していきます！たまには脱線するかもしれないけど、よろしくおねがいしまーすみなさんの勉強のアシストになれば静磁場が強くなると起こる現象に関する正しい記述はどれか、２つ選べ。　１．T2値は長くなる。　２．信号雑音比は大きくなる。　３．磁気回転比は大きくなる。　４．ラジオはの波長は長くなる。　５．MagnetizationTransfer効果は強くなる１⇒×　長くなるのはT1値である。ただし比例ではなくものによる（脳１０％、体幹２０％）　　　　　高磁場になると共鳴周波数が大きくなり、エネルギーを放出する格子と共鳴する速度　　　　　のプロトン数が減るため、緩和が遅くなり、延長する。T2はスピンスピン緩和なので　　　　　あまり変わらない。（MR完全解説ｐ９０グラフ参照）　　　　　　　　　　　２⇒〇　SNRの式を思いだす（覚えるやつ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　静磁場に比例　　　　　　　　　３⇒×　回転磁気比は固定の数字　γ（１H)＝４２．５８MHｚ/T　　　　　ラーモア周波数であれば〇　ω＝γB0４⇒×　短くなる。　　　　　E＝　ｈν＝　ｈω/２π＝　ｈｃ/λ　　　　　⇒λ＝２πｃ/ωに変換。角周波数ωが大きくなると波長λは小さくなる。　　　　つまり高磁場になると波が細かくなるが、代わりに奥まで届きにくくなり、また反射　　　　しやすくなる。５⇒〇　MTCのことですね～消去法により詳細不明（すいません、だれか教えて～）　　　　　高磁場になると各ピークが離れるからか？そのあたりから考えるとそうなるか