深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

林一嘉監督による日本のアクション映画。出演は林由莉恵、林一嘉、乙黒えり。

 

ローン・チャレンジャー:爆破テロに立ち向かう仮面の少女

 

<あらすじ>

 

突如起こった爆弾テロ事件。現場を捉えたカメラに映し出されたのは、真の平和を求めて戦う仮面の少女・カンナ。一方、彼女の話題性を利用しようとたくらむテレビプロデューサーや陰の住人たちがカンナに迫る。そんな危機的状況のなか、謎の青年が現れる。

 

<雑感>

 

☆2.0。これはまた不愉快な作品。林一嘉監督作品はオレには合わないな。

 

 

 

 

 

越坂康史監督による日本のドラマ映画。出演は堀田ゆい夏、谷桃子、百瀬実咲。

 

ナイントゥイレブン 映画ポスター、女性3人

 

<あらすじ>

 

食品メーカーのお客さま相談センターで働く桃谷香は、クレーマーの男の電話に悩まされており、その悩みから抜け出したかった。映画館でバイトする瀬川咲は、彼氏のいるフリ、お金のあるフリなど、嘘をついて自分の価値を高く見せていたが、実際は理想の自分になりたがっていた。

 

貧乏映画女優の道頓堀ゆいは、自分の夢と現実の仕事とのギャップに悩み、スターとして歩み出したかった。それぞれの女性たちが思い描く「夢」は、彼女たちが偶然に訪れた奇妙なコンビニにある商品によって現実のものになる。

 

<雑感>

 

☆1.4。なんだこれ?

 

 

 

 

 

前田万吉監督による日本のドラマ映画。出演は幸将司、三元雅芸、桂ゆめ。

 

魂を握り潰した男 映画ポスター

 

<あらすじ>

 

日本チャンピオンを目指す中川虎太郎。今日もボクシングの練習を終えると、ビルの警備の仕事につき、屋上の見回りに。そこで不審な行動の男に出くわす。手すり越しに身を乗り出そうとしている若い男。虎太郎は必死で男の自殺を止めようとするが、一瞬の油断で、男もろとも一緒に屋上から落下してしまう。

 

彼は死んだ。虎太郎の魂は、三途の町へと運ばれる。雪の舞う、寒々しい三途の関所で待ち受けていた番人たちは、虎太郎に天国行きの裁定を下す。だが、なぜか生前の自分が誰かを思い出せない虎太郎は、記憶が戻るまで三途の町に留まることを認めてもらう。

 

一方、虎太郎を道連れにした自殺男、田上拓の魂は、地獄行きの決まった人間たちを収容する三途の館へと運ばれ、そこで80年も死後の魂を漂流させていた芥川龍之介やヤクザ男、ヤンキー娘などとともに、門番セノ鬼によって地獄行きの特訓を強制させられる。

 

その頃、現世では、虎太郎の妻さくらが絶望に打ちひしがれていた。拓の恋人の由紀は、拓の実家に身を寄せていたが、兄は拓の残した借金のために取立て屋に追われ、父のぼけはますます進行する。

 

虎太郎は記憶を取り戻す。妻や子のことを思い出すと、いても立ってもいられない。だがもう二度と現世には戻れないことを思い知る。彼は未練を残したまま、それでも自分は家族の心の中にあるはずだと気持ちを固める。

 

一方の田上拓もまた自分の犯した罪と向き合い、地獄行きをけじめとして受け入れるのだった。

 

<雑感>

 

アイデアは面白いのだけど、素人臭い映画でちょっと残念だったかな。魂を握り潰すというのは、現世での未練やら後悔やら疑義やら、様々あれどもそれらをぐっとこらえて運命を受け入れるときの心境のようなものだった。

 

☆3.0。アイデアはいいけどねぇ。本当に素人の映像だった。

 

 

 

 

 

飯島敏宏監督による日本のドラマ映画。出演は高田純次、黒部進、桜井浩子、森次晃嗣。

 

ホームカミング:飯島監督、虹の丘タウンの町興し

 

<あらすじ>

 

仕事一筋で生きてきた61歳の鴇田和昭も、ついに定年退職。サラリーマン人生を懸け手に入れたマイホームで今日から妻・摩智と二人、自由で穏やかな第二の人生をスタートさせようとしていた。

 

そんな彼らが暮らすのは、都心から40キロ、かつては理想の町と謳われ有名ドラマの舞台にもなったニュータウン「虹の丘タウン」。会社と家の往復だった鴇田は仕事をリタイアして、初めて我が町のことが見え始める。いまや少子高齢化の波に押され、かつての賑いがウソのような平均年齢68歳の“老人街”と化していたのだ。

 

町に昔の活気を、何より自分自身の情熱を取り戻すべく、鴇田は虹の丘で出会った同世代の仲間と共に町興しのお祭復活運動を画策する。その想いは、眠れる街で余生を憂う老人たち、また若い世代をも変えていこうとしていたが、ある日、町で誘拐事件が勃発。

 

事件に関わることになった鴇田と仲間たちは、赴任してきたばかりの若い女性警察官・花森美咲と共に捜査に乗り出す。だが同じ頃、町興しのお祭復活運動に対して反対派の妨害が始まった。

 

反対派に負けず、町おこしを成功させた鴇田たちは、あとのことを若者に託すのだった。

 

<雑感>

 

「ウルトラマン」(1966年作品)でメガホンを取った飯島敏宏監督の一般映画。「ウルトラマン」俳優が多数出演している。

 

脚本などは少子化でゴーストタウン化が進むニュータウンを何とか盛り上げようと頑張る老人たちの話なので、それほど凝ったものではないのだが、群衆シーンを撮るのがやはり上手い。老人たちがバタバタするのだが、動きがあるのに画面がスッキリとまとまっている。

 

こういうところを若い映画監督に学んでほしいものだ。しょうもない思想性なんかにかまけてないで。

 

俳優もなんだかんだで声は聞き取りやすいし、演出意図が演技から伝わってくるし、上手いんだよね。竜雷太さんなども出演されているのだが、見ていて違和感を持つ場面がない。若い監督の作品には妙な間みたいなものがあって、違和感ありまくりなのにね。

 

☆3.6。もっと尖った脚本でも見たかった布陣だけども、飯島監督が、こういうのを撮りたい年齢になっていたのだろうね。

 

 

 

 

 

川口潤監督による日本のドキュメンタリー映画。

 

kocorono ドキュメンタリー bloodthirsty butchers poster

 

<あらすじ>

 

「日本を代表するロックバンドは?」との問いかけに、その名を欠かすことのできないバンドbloodthirsty butchers(吉村秀樹、射守矢雄、小松正宏、田渕ひさ子)。1987年札幌にて結成、数々のバンドを輩出した“札幌ハードコア・シーン”を牽引する。

 

幾多ものバンドがインディーからメジャーへと進出しビッグセールスを記録しては消える。そんなロックが産業化の波にのまれていった時代の中、満を持して91年に上京。そして96年、歴史的名盤「kocorono」を発表。その衝撃は日本ロック界に希望と感動を与えると同時に、多くのアーティストやクリエイターたちに勇気とともにある種の諦念をもたらした。

 

その後も過去に囚われることなく数々の傑作アルバムを生み出し続けるが、誰も追随できないその圧倒的オリジナリティが故に、常に孤独な道を走らざるを得ないバンドである。2010年、ファンの間では最高傑作との声もある最新作「NO ALBUM 無題」を発表。そのクリエイティヴィティに衰えはなく、彼らが常に“今”を生きるバンドであることを証明している。

 

USハードコアの伝説イアン・マッケイ率いるFUGAZIやFLAMING LIPS、RAGE AGAINST THE MACHINEなど錚々たる海外バンドとの共演、国内ではHI-STANDARD、NUMBER GIRL、GREAT3、浅野忠信など数多くのアーティストからのリスペクトなど、その存在感は単にセールス枚数で図ることなど無意味なほど大きなものであり、紛れもなく日本ロック界の宝である。

 

家族でも会社でもなければ、友人や仲間とも異なる“バンド”という特異な人間関係がいかに特別なものであるのか。困難を極めながらもなお、同じメンバーで前に突き進むbloodthirsty butchersというバンドが存在することの凄さ。その姿は美しく感動的であり、全てのバンドマン、表現者に僅かな希望をもたらすに違いない。

 

本作は人物を描くものでもなければバンドの歴史を紹介するものでもない。退路を断ち、ロックに身を捧げることを選択した個によって成り立つ特別な運命共同体=バンドの、存在し続けることの奇跡を描いた全ロックファン必見のドキュメンタリー映画なのである。

 

<雑感>

 

ロックファンというほどロックファンではないせいか、ピンとこなかったな。歌詞もオレには響かなかった。ロックファンには響くのかもしれない。

 

☆3.0。ものすごく古臭く感じたのはなぜだろう?

 

 

 

 

 

原作:白浜鴎、監督:渡辺歩、構成:瀬古浩司、制作:BUG FILMS。

 

とんがり帽子のアトリエ ココと魔法使いたち

 

第4話 カルンでの出会い

 

晴れて正式な弟子となったココに彼女専用の魔材を与えるため、キーフリーはココや弟子たちを連れて魔法使いの街・カルンにある魔材屋「星の剣(ほしのつるぎ)」へ買い物に出かける。しかしその最中、幼い頃に出会った謎の"つばあり帽の魔法使い"の姿を見かけたココは、咄嗟に店を飛び出し走り出すが……。

 

<雑感>

 

今季一番の作画アニメ。ココが見境なしに動いてしまうことで話が展開していく。彼女は他人の心の中が読めてしまうのかもしれない。感受性が豊かだということなのか、魔法を使う上での資質に関することなのか。

 

背景アニメとしても優秀。

 

 

 

 

 

原作:甲斐谷忍、総監督:佐藤雄三、監督:川野麻美、制作:マッドハウス。

 

ライアーゲーム:少数決ゲームの参加者たち

 

第4話 少数決

 

ライアーゲーム2回戦の会場に集まったのは22名の参加者。ナオとアキヤマも参加することになった次なるゲームは「少数決」。ライアーゲーム事務局の仮面を付けたディーラー・レロニラによりルールが説明される。「少数決」とは、二者択一の問題が出題され、各プレイヤーはイエスかノーかを投票し、少数派になる回答をしたプレイヤーが勝ち抜けるゲームであると。ナオはゲームのリハーサルで少数派になれず、「少数決」は他人を欺くことが必要で、駆け引きと互いのハラの探りあいで勝負が決まることを思い知る。勝ち筋が見えない状況下で、ゲームを棄権すれば1億円の負債を抱えることに狼狽するナオ。そんな中、アキヤマはある必勝法に辿り着いていた。

 

<雑感>

 

一昨日かな、この作品の実写映画を視聴して、おおよその事情を把握した。結末も知ってしまったわけだが、ドラマ版を見ていないので、このアニメは楽しめるはずだ。

 

「少数決」の必勝方法はたしかに間違いないが、ジョーカーになっているのが1億円を奪った男(?)になるわけだな。それが男じゃなかったり、別の人間に小切手を奪われていたり、託していた場合はまた条件が変わってくるというわけだ。

 

 

 

 

 

横尾初喜監督による日本のドラマ映画。出演は戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣。

 

映画「あの日のオルガン」ポスター画像

<あらすじ>

戸越保育園を経営する板倉家は、子供を疎開させることを提案した。空襲はますます激しくなっており、父兄も仕方なく同意した。ようやく見つけた疎開先は荒れ果てた寺だった。引率の保母たちは必死に働いて態勢を整えていったが、食料が不足していた。泣きじゃくる子供たちを、保母たちはオルガンを弾いて慰めた。

米軍によって東京大空襲が決行され、民間人が虐殺された。板倉家の人間もみんな殺された。そして戦争は終わった。

<雑感>

大掃除しながら見るような作品じゃなくて、シリアスで素晴らしい内容だった。戦後民主主義的な部分は極力抑えられ、軍部による無謀な戦争(どのような戦争であるかの設定)のことや、米軍による民間人の大量大虐殺である空襲のことなど頑張ってバランスを取っていたのではないだろうか。

大掃除しながらだから音声だけ聞いていたところも多々あって、なんかすまんことをした感じ? おいらが悪かったって謝りたい気分。

☆3.8。戦中の映画に戦後の価値観を持ち込まれると本当に白けるから、この映画監督くらいよく考えて撮ってくれ。
 

 

 

 

 

木村ひさし監督による日本の医療ミステリ映画。出演は江口のり、坂口健太郎、高嶋政伸。

 

仮面病棟 映画ポスター

<あらすじ>

田所病院がピエロの仮面の男に乗っ取られた。急患の受け入れ拒否で婚約者を死なせた速水医師の仲間がピエロではないかと疑われる。しかし、臓器を違法に摘出した問題であることが明らかになる。ピエロはガソリンをまいて焼身自殺。生き残った速水が救急車で運ばれていく。速水は臓器移植の問題をマスコミに告発する。

<雑感>

これも話はよく出来ているが、演出が弱いかなぁ。全然怖くない。リストに乗っていない入院患者とか、どの医師が犯人なのかわからないところなどはいいが、怖そうなアイデアが全然怖く撮れていない。事件の大筋はすぐにわかる。

☆3.0。ピエロの仮面を被った男ですら怖くない。そこを怖がらせないでどうするのって感じ。
 

 

 

 

 

若木信吾監督による日本の文芸映画。出演は安藤サクラ、谷村美月、井浦新。

 

白河夜船 映画ポスター 安藤サクラ 谷村美月 井浦新

<あらすじ>

大学時代一緒に暮らしていた寺子の親友のしおりが自殺した。しおりの彼氏は、寺子の不倫を諫めて去っていった。不倫相手の妻は事故を起こして植物状態になっていた。相手に求められるままに仕事をせずに生きていた寺子だったが、バイトを初めて給料を得た。

<雑感>

吉本ばななの小説の映画化作品。小説も退屈だったが、映画も負けず劣らず、というより輪をかけて退屈だった。吉本ばななの本は、読み終わるなり窓の外に投げ捨てて、内容を一切忘れて寝転がり、ラックに入れてあった何かの漫画を読んだ。1989年のことだから、ジョジョだったかもしれない。

本を読むきっかけは、元カノだ。吉本ばななはやたらと女性に人気があり、読むよう勧められたのだが、こんなもの読んでも時間の無駄だと思い、本は捨て去り、彼女とも別れた。

☆2.2。この映画も時間の無駄であった。