ハワイ語のいい言葉12選! 優しい響きを持つ美しい言葉を紹介

澄み渡る青空に光る砂浜、輝く星々と人々の笑顔に合えるハワイは、多くの日本人にとって憧れの国。美しい南国の島国として、愛されていますよね。

そんなハワイには、ハワイ語という公用語が存在します。ハワイアンジュエリーなどを作る際には、美しい音のポジティブな意味がこもったハワイ語を刻印することが人気です。

そこでこの記事では、ハワイ語の歴史や有名な言葉、ポジティブな意味を持つ言葉とその意味を紹介します。心に響く素敵な言葉で、癒しや前向きな気持ちを感じてくださいね。

 

ハワイ語は口承で受け継がれてきた大切な言葉

ハワイ語は口承で受け継がれてきた大切な言葉

ハワイ語とはネイティブハワイアンが使っていた言葉で、一時その使用を禁止されましたが、現在は英語と同じくハワイの公用語になっています。当時のハワイには文字が存在しなかったため、ハワイ語は歌やおとぎ話、踊りなどを通じて後世に伝わってきました。

種類としては、タヒチと同じくポリネシア諸島に属する言語です。優しい響きと滑らかな発音が特徴とされており、発音はローマ字読みに近いため日本人にとっては馴染みやすいかもしれませんね。

 

ハワイ語は使用禁止されていた時期があった

ハワイ語は一時、存続の危機に立たされます。

アメリカ化が進んだハワイ王朝は、1893年に転覆してしまいます。その余波を受け、1896年には公立学校でのハワイ語の使用が禁止となりました。しかし、ハワイの人々は歌やチャント(詠唱)などによって文化を大切に伝承します。

1970年代にはハワイアンルネッサンス(ハワイ文化復興運動)の動きが活発化し、ハワイ語教育の見直しがされました。公用語としても認められ、現在は若い人でもハワイ語を話す世代が増えています。

 

ハワイで大切にされている言葉「Ohana」の意味

ハワイで大切にされている言葉「Ohana」の意味

古代のハワイから、人々が大切にしてきたスピリットを持つ言葉であるのが「Ohana(オハナ)」です。

これは家族を意味する言葉ですが、本来の意味は広く深いもの。ただ血縁関係のある家族や親戚だけではなく、古代ハワイにおける生活単位であり、基盤と言える概念を指します。

Ohanaは生活ユニットとしての運命共同体のことで、固い絆で結ばれた、お互いに助け合う存在の意味です。ディズニーの映画「リロ&スティッチ」でも使われたことで、よく知られるようになりました。

 

 

ハワイ語で有名な挨拶言葉「ALOHA」の意味

ハワイ語で有名な挨拶言葉「ALOHA」の意味

日本人に最も知られているハワイ語は、挨拶の言葉として使われる「ALOHA」でしょう。

ALOHAは「こんにちは」と訳されることが多いのですが、実際には感謝の気持ちや愛を伝える際に使う言葉でもあり、さまざまな場面で使われます。

アロハの語源は「Alo(顔や存在、分かち合い)」と「ha(呼吸)」。古代ハワイアンたちは、挨拶の際に生きている喜びを顔や息がかかるほど近くの距離で分かち合ったと言われています。

そして、この「ALOHA」は、以下5つの言葉の頭文字を取って作られた言葉です。

  • A akahai – アカハイ(思いやり、優しさ)
  • L lōkahi – ロカヒ(調和、協調性)
  • O ʻoluʻolu – オルオル(心地よさ、思いやり)
  • H haʻahaʻa – ハア ハア(謙虚さ)
  • A ahonui – アホヌイ(忍耐強さ)

 

これら5つの言葉はハワイの本質を表すとされ、ハワイの人たちの温かい心と誠実さが込められた言葉と言えまます。

 

その他の挨拶に使われるハワイ語

その他の挨拶に使われるハワイ語

「ALOHA」以外の、一般的に挨拶として使われる言葉を4つ紹介しましょう。

  • A hui hou(ア フイ ホウ):また会いましょう
  • E komo mai(エ コモ マイ):ようこそ
  • He la maikai nou(ヘ ラ マイカイ ノウ):よい一日を
  • Mahalo(マハロ):ありがとう

 

A hui hou(ア フイ ホウ):また会いましょう

意味は英語でいう「See you later.」で、さようならではなく、再会を望む前向きな挨拶です。huiが「集まる・団結」、houが「再び」という意味があり、飛行機の機内アナウンスでも使われています。

 

E komo mai(エ コモ マイ):ようこそ

歓迎の意味があるこの言葉は、空港やお土産屋さんで耳にすることが多いでしょう。日本語でいう「いらっしゃいませ」に相当する、ホスピタリティ溢れる言葉です。

 

He la maikai nou(ヘ ラ マイカイ ノウ):よい一日を

意味は、英語でいう「Have a good(nice) day.」です。maikaiには「健康」とか「元気な」といった意味があるため、一日を希望で満たす願いが込められた、とてもポジティブな言葉です。

 

Mahalo(マハロ):ありがとう

単にありがとうというだけでなく、あなたがあなたらしく生きられますように、という願いが込められている言葉です。感謝や経緯とともに、祝福の意味も込められています。

 

ハワイのポジティブな意味を持つ言葉

ハワイのポジティブな意味を持つ言葉

美しいハワイの言語はさまざまな意味を含んでいることが多く、大きなイメージを伝えたいときにぴったりです。では挨拶に続いて、素敵な意味を持つ言葉を紹介しましょう。

  • Hauʻoli(ハウオリ):楽しい
  • Lea lea(レア レア):喜び、幸福
  • Lino(リノ):輝く、まぶしい
  • Pono(ポノ):本来あるべき正しい姿
  • Mana(マナ):奇跡・生命力
  • Holomua(ホロムア):成功、前進

 

Hauʻoli(ハウオリ):楽しい

Hauʻoliはさまざまな意味を持つ言葉です。代表的な「楽しい」以外にも、嬉しいとか幸せとかの意味も持っています。英語で近いのは「Happy」でしょうか。

日々の生活や人生が楽しく、幸せであるようにと願うとても前向きな言葉であるため、お誕生日のお祝いの言葉としても使われています。

 

Lea lea(レア レア):喜び、幸福

Leaはひとつで「楽しい・愉快な」といった意味があるのですが、重ねて使うことでさらに意味を強調しています。イメージとしては、山あり谷ありの人生だけど、楽しい気持ちをいつも持って進んでいこうというものです。

 

Lino(リノ):輝く、まぶしい

「光る」「輝く」「奇跡」という意味を持つ言葉です。結びつくという意味もあるため、「二人の未来が輝きますように」という願いをこめて、ジュエリーに刻印する方がたくさんいます。

 

Pono(ポノ):本来あるべき正しい姿

Ponoは正直さや思いやり、優しさ、本質などを表す言葉。端的に言えば、本来あるべき正しい姿という意味です。

心身が健やかで調和の取れた状態を表し、Ponoであると幸せに自然と近づけること、そのために自分の状態をPonoに近づけるよう努力しようという哲学が込められています。家族や周囲の人と良好な関係を築くことをも表すそうです。

 

Mana(マナ):奇跡・生命力

奇跡や生命力という意味だけではなく、超自然の力やパワーといった意味もあります。ハワイでは、Manaは神が持つ力として尊重されている存在です。

生命力と、自分や他人を幸せにしてくれる力を受け取りたいと願う方は、この言葉を大切にしてみましょう。

 

Holomua(ホロムア):成功、前進

人生には失敗がつきものですが、失敗は恥ずかしいことではありません。むしろ大きく成長するために必要なものだ、といった励ましがHolomuaという言葉です。

 

ハワイ語には優しさや強さ、思いやりが込められている

ハワイ語はハワイの人々が大切につなぎ続けてきた独自の言葉です。ハワイの文化やライフスタイルを表す言葉であるため、先人たちが残した深くさまざまな意味があり、学び始めると夢中になる人が後を絶ちません。

現代で使われている言葉も多いため、興味がある方はハワイ語に触れてみてはいかがでしょうか。言葉を知ることで、ハワイで過ごす時間をより豊かなものにしてくださいね。