最後になるだろうお祭りを遠巻きに見つめる
今更感動もしないけど逃げ込んだ保健室も好きじゃない職員室も寂れてしまうほど思い出
すよ

もうすぐサヨナラだねって
君はしみったれもしないで
懐かしむ様子もなく帰ってきた だから僕も思うよ
何の変哲もないこの場所に生まれて良かったと

雪が降りそうな空 
くたびれた机
投げ出した椅子

遠巻きながら僕も時間を知っている
君がいない間もいろんな出会いや別れがあったから
僕はこの先も繰り返すだろうと思ってたんだ

もうすぐサヨナラだねって
君はしみったれもしないで
懐かしむ様子もなく帰ってきた だから僕も思うよ
何の変哲もないこの場所に生まれて良かったと

雪が降りそうな空
くたびれた靴
投げ出した手帳

空っぽな教室
僕という教室