飛鳥330公開 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

飛鳥330公開

前回は「これで終わりたい」と焦って書いていたようです。
しかし、改良できる手がまた「見つかって」しまいました。

「文章では『ござ』を入れ替えた」と書いていましたが、
配列表で直すのを忘れていたのをコメントで指摘されました。
また、「ば」がダブっていて、「ぜ」がない329を訂正しておきます。

ローカルでは5バージョン更新しているのですが、まとめて
一回の更新としています。つまり、一挙に下の解説のような
上手い手が見つかったのではないということです。

ただこの更新は、一日の打鍵が数千カナ程度までの人には関係
がないので、何が何でも330がいい、ということではありません。

皆さん、お好きなバージョン、またはどれかを少しいじった
My配列飛鳥をご利用ください。

     飛鳥21世紀-329 (旧バージョン)
 
________________アンシフト____________  
 
A_S_D_F_G____H_J_K_L_;_:_] ←列  
「_ー_じ_ブ_%____-_・_と_は_ヘ_」_¥  
き_し_う_て_び____ゆ_ん_い_か_た_ほ_BS  
ミ_ケ_に_ぎ_ヒo___ゃ_っ_ょ_ゅ_め_,  
 
 
________________左シフト____________  
 
A_S_D_F_G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
ざ_バ_エ_ぁ_ぅ___ぇ_ぃ_よ_ふ_!_)_右端の_は本物  
だ_ち_ア_り_ぉ___ず_る_す_ま_で_げ_ESC  
ぜ_ひ_せ_ね_ヴ___や_ガ_、_。_?_/  
 
________________右シフト____________  
 
A__S__D_F__G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
(__べ__れ_へo_&___ぢ_~_そ_こ_ぞ_ご_無  
わ__お__な_ら__づ___ぬ_く_の_ツ_さ_ろ_BS  
ふo_グ__ハo_ぼ__*___む_を_ド_も_ほo_無  


     飛鳥21世紀-330 (新バージョン)

________________アンシフト____________  
 
A_S_D_F_G____H_J_K_L_;_:_] ←列  
「_ー_じ_ヒo%____-_・_と_は_メ_」_¥  
き_し_う_て_び____ゆ_ん_い_か_た_ケ_BS  
ブ_ミ_に_ぎ_ヘ___ゃ_っ_ょ_ゅ_ホ_,  
 
 
________________左シフト____________  
 
A_S_D_F_G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
ざ_ネ_え_ぁ_ぅ___ぇ_ぃ_よ_ふ_!_)_右端の_は本物  
だ_ち_あ_り_ぉ___ず_る_す_ま_で_げ_ESC  
ぜ_ひ_せ_バ_ヴ___や_が_、_。_?_/  
 
________________右シフト____________  
 
A__S__D_F__G___H_J_K_L_;_:_] ←列  
(__ゾ__れ_へo_&___ぢ_~_そ_こ_グ_ご_無  
わ__お__な_ら__づ___ぬ_く_の_つ_さ_ろ_BS  
ふo_ベ__はo_ぼ__*___む_を_ど_も_ほo_無  


(「ほ・め」は以前のP/の位置に、入れ替え可能です。 
 JISカナとの一致で「め」を/に残しておきたい人には
 「にほ・ほぼ」が下段同士であるより重要だと思います。)


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以下、前世紀に自分のための覚え書きのために使って
いた、無味乾燥な文体で今回の変更の理由を書きます。
下手なサービス精神は読みにくくなるだけのようですので。


やはり、左人差し指が伸びるRの「ぶ」は一日数万打鍵すると辛い 指が痛くなる。
「ぶ」は教科書データでは0.58%、2ちゃんデータでは0.38%と漢語使用率の差で
かなりの差がある。
ここで、仮に0.5%の出現率としても2万カナを打った場合、R表を100打鍵することになる。
もとの0.03%の「ひo」にすれば、これが6打鍵で済む。

やはり「ひo」をR表に置くのは、左人差し指の保護のためには必須。

で、「ぶ」を「へ」のあった、P表に
「へ」は「ひo」のあった、B表に 「ひo」は元のR表に。

「ぐち・ぐみ」の同指打鍵を解消するために「-」と連接しにくいカナを探す。
「ぞ」と入れ替えると、「ゾー」は少なく、「ぞう」も異指打鍵になるのでいい。

しかし、「へべ・そぞ」が下段上段 上段下段となり、「それぞれ・へべれけ(使わない!)」
で打ち難い他に、覚えやすさのためにも出来れば清音とその濁音は段を揃えたいので入れ替え

つまり、「べ」はX逆に、「ぞ」はW逆に 「そうぞう・それぞれ」で三段使いがなくなるのもいい。
ご存知の「ごぞ」も上段同士のシフトの連続の効く交互打鍵になって、これも改良。

「ん」と組み合わさる言葉が多い「ぶ」は、やはり前にあったZ表の方がいい。

で、「ぶ」はZ表に戻す。これに伴って「み」も少し打ち易い以前のX表に返り咲き。

X表にあった「け」は、もともと「だけど、」のシフトの連続のために左に持ってきたもの。
しかし、シフトの連続が崩れた以上「わけ・だけ」の左連打もあることだし、元の:表に戻す。

「け」の:表は足かけ二世紀殆どそこにあって、特に不満がなかった実績のある場所。


「け」に追い出された「ほ」は「にほん」の打鍵のスムーズさもあって/表に移動。
「ほ」がここだと、V逆の「ぼ」と同じ下段になるのも良い。

「ほ」に/表を追い出された、「め」を「ぶ」の転居で空いているP表に移動。
「マ行」のような濁音を持たないカナは、どの段にも置けるのが配列作りではメリット。
P薬指打ちだと「ため」が異指打鍵になるのもいい。「メモ」が飛躍になるのは、
一般の使用を考えると我慢できる。P小指打ちだと飛躍にはならないし。


V裏の「ね」とW裏の「ば」を入れ替える。
「ね」は、語尾に「ですね。ますね。」などを使うと出現率がかなり高くなる。
このため、「ね」を若干指が楽なW裏に置く。

「若干楽」というのは、V裏が親指と人差し指がねじれるようにして、弱い人差し指を
伸ばして打つのに対して、W裏はこれも強くない左薬指が「伸びる」打鍵だが、親指の
アンカー効果があるため、WEでの「お昼寝現象」は免れられるため。


語尾の「ね。」が多いのは、私だけではなく、柔らかい文体では必須。
しかし、無礼な2ちゃんデータ、愛想のない教科書データ・独白の日記データと
全て、「ね」のつかない語尾が中心。

そのため、あの三種の「ね」の出現率データは、一般人の
カナの使用率の平均としては信用できない。

特に、会話と会話調の文体では、語尾はそれがなくては成り立たないほど「ね」が多い。
「徹子の部屋」での徹子さんなど、トークショーのコピー打鍵をしてみると分かる。

「ば」がV裏になるから、前に書いた「千葉千葉県・一番」で同指異鍵が一切なくなるのもメリット。
「バラバラ」の左人差し指四連打が辛過ぎるという噂もあるが、擬態語擬声語全ての運指を打ち易く
したカナ配列を作るのは原理的に不可能。

特に「ラ行」は擬声語擬態語に多く使われるのでそれを言い出したら
ラ行と同じ指で打つカナがなくなってしまう。
(「ラ」とだと、「あらあら・いらいら・おらおら・からから・きらきら・くらくら・けらけら」
 と半数以上のカナとの組み合わせで擬声語擬態語がができる。)

V裏と少し左遷された「ば」だが、「ね」と違って文体により
「ば」の使用が増えるような事情はない。

「ば」は競馬・芝居ネタでは多いとかいう話もあるが、それを言い出したら、
出現率によるカナの場所の決定は不可能になるので、そういうのも「見切る」。

つまり、「文体」という大きなジャンルで使用率が増えるのには対応する必要があるが、
幾つかの特定の分野だけで、共通に出現率が高いものに対応するのは不可能ということ。

また、単語であっても「わたし・にほん」のようなどの分野での多くの人が使う単語は
やはり、打ち易い運指を与える必要がある。

逆に英語だったら出現率の高いyouの「あなた」は殆どの場合、相手に詰問する失礼
な語感がある。従って日本語では必死に「~~さん」とか、名前も分からなかったら
「そちら様」等で逃げる。このため、「あな」をD裏D逆の打ち難い打鍵にしても、
出現率が少ないので余り問題にはならない。

「英語の先生のプリントやテストに『あなた』は頻出する」とかは見切る。

(私は「あなた」はが左中指+左中指+た なので、 左中指+右中指+た 
 の表だけの交互打鍵中心の「ういた(DK;)」で登録。

 「浮いた」が第二候補になるが、これは出現率の低い動詞「浮く」の活用に過ぎない。
 超マイナーな「浮いた」よりは「あなた」は何十倍も登場するので、問題は少ない。
 ただ、「あなたは」と言う代わりに「ういたは」と脳内発音しないと、つい普通に
 D裏D逆;表と打ってしまうのは仕方がない。

 打つ内容は一切考えずに打鍵効率に集中できる、スピード重視のコピー
 打鍵用登録語としては、「ういた」で「あなた」が出せるのは悪くない。

 私も、創作打鍵では「あなた」は普通に打ち、歌のコピーなどで歌に遅れない
 ように打つときは、「ういた」で「あなた」を出す。作詞しているのではないので、
 頭は打鍵効率に回せるためである。

 とか、またディテールで長くなってる。。)