担当SW看護師からの電話 | アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

同じ闘病をしている方やご家族の方が基本で広告目的、勧誘目的、宗教などは拒否、その他の方はメッセージを下さい読んで決めます
①アラ冠になって思うこと・色んな日常
②夫の腎がん闘病記
③Ⅱ型糖尿病の治療のために受けた胃スリープ手術とその後の生活の記録のまとめ

正直かなり頭に来ています、何のためにがん支援センターに電話をしたり主治医と面談をしたのかと。



昨日、今後の対応についての担当看護師が決まったと電話がありました。

ソーシャルワーカーも兼ねた方のようですが、その方が最初に依頼してきたのは「介護保険の申請」です。

前日に主治医との面談でもハッキリと理由を言って『医師の常駐していない施設に入れません』と宣言して、他の緩和ケア病院への紹介を依頼したのに。

担当看護師は「転院先が見つからない時に施設に一時的に入所も考えられるので、認定が下りるまで1ヶ月くらいかかるので申請をして置いて下さい」と言うのです。



昨日、主治医に話した内容からまたかけ離れた要求に、さすがに頭に来ました。

担当看護師には夫の病状を知っていて言ってるのか、骨転移などによる疼痛の管理や、中心静脈栄養などによる栄養管理などではない、複数の危険状態にいつ急変するか分からない、今は落ち着いているけど緩和ケアに移ったら輸血も出来ないのに、医師が常駐していない施設で緊急事態に対処できるのか、それを分かった上での介護申請が必要なのか、かなり詰めちゃいました。



私は元ヘルパー、娘も介護関係の専門資格を2つ持っているので、夫の現状は終末期のがん患者なので64才でも介護申請が出来るのなんて分かっているのです。

でも、施設と在宅を全く選択していない以上、介護申請に必要な書類を集めて出す手間の煩雑さを行う意味が全く皆無。

それにね、介護申請を出して入れる施設と言うのは老健や有料ホームで少なからず認知症の利用者さんもいます。

私は実父の時にそれでかなり父が嫌がっていたのも見ているので絶対に入所は拒否です。

父は頸椎損傷から来る四肢麻痺の(肩から下がほとんど麻痺して動かない)寝たきり状態になりました。

70代でしたけどケガから来る寝たきりで認知症状は全くなかったのです。

急性期の病院からリハビリ専門病院を経ても麻痺はほとんど回復せず、全介助のまま。

リハビリ病院は期間終了後に在宅を勧めてきましたけど、父の住んでいた家は昔の農家の方が建築した家なので、段差や玄関の位置取りなど全面改修しないと戻れない作りでした。

実際に父が自宅内で転んで頸椎損傷になった時も救急隊はストレッチャーでの運び出しが出来ず救急車まで担架での運び出しになったくらいの問題だらけの家です。

おまけに古い農家の家にありがちな南面は柱のない吐き出い窓が2間分続くという耐震強度0という診断まで出ている家。

介護用に改修するとなれば耐震工事ももれなくついてくるから1000万円以上かかるので無理でした。

仕方がないので老健には行ったり、有料に入ったりしてもらったのですけれど、認知症の利用者さんに話しかけられてイライラして、施設を嫌がっていました。

もっとリハビリをしたら回復するんじゃないかと言う淡い期待を持っていたのも余計にまずかったのでしょう、しきりにリハビリをしたいと言って、その為に車椅子に移乗して食堂で食事をするのが苦痛だったようです。

まあ、父は意思表示がはっきりできるのに介護者1人が3人の利用者に食事介助をしていて、残りの2人は認知症があって食器をいじったり、食介担当者の手を掴んだりして待たされる時間が苦痛だったのでしょう。

次第に食堂での食事を嫌がりリハビリルーム以外では自分が入っている個室での食事を望むようになりましたし、日中に車椅子に移乗してディルームで過ごすことも嫌がりました。

車いすに座ること自体がリハビリなんだと説得はしましたけど、どうしても他の利用者さんと過ごすのがイヤだったようです。



夫の場合は父よりさらに10才ほど若く、他人とかかわるのが元から嫌いなので施設に入ったら父以上の拒否反応を示すのは予測できます。

介護保険を使った施設に認知症状のない利用者が入るデメリットを何も考えていない担当看護師の、とにかく退院させる先の確保だけを考えた依頼に本当に頭に来てしまいました。

まあ、施設入所と在宅はしないと、私も娘も決めているので、なんと言われようと拒否します。

それで行き先が見つからないと言うなら3か月過ぎても居座ってやるだけですけどね。

だけど、家から車で30分くらいのところにある緩和ケア病棟のある病院は現在、それなりに空いていて受け入れは今の病院から連絡があれば出来ると言う話も聞いています。

他にも大学病院の伝手を使えば病院は見つかるはずだと思うんですよね、家族の私がネットで探しても空きを見つけられたくらいですから。



とにかく、何回もこちらが断っていることを行ってくる病院側にかなり頭に来ています。

週明けには、またがん支援センターに電話して調整してもらわないとダメかな。