あの翌日、大学病院のがん支援センターに電話をして、看護師からの電話の内容を話し、在宅は無理なことも話しました。

がん支援センターでは「この内容を病棟や緩和ケア科とも共有します」と言ってくれたので、とりあえず、それから今日までは電話はかかってきませんでした。

 

私の方は『在宅』をしつこく言われた為にメンタルが下がって、毎日のように起立性のめまいや胃腸の不良がありましたけど、自分の病院へ行っておかないと眠る薬が不足するのと、糖尿病の薬が6月上旬でなくなるので、ちょっと遠い大学病院ですがなんとか時間をやりくりして先週中に両方を済ませました。

かなり娘に協力してもらいながらですけれど。

 

そして、今日は特に起立性のめまいがひどかったので(これは気圧の問題もあるかな)娘に夫の大学病院へ行って夫の見舞いとがん支援センターへ行ってもらい、かかわる全部の科を含めての面談を設定して欲しいと頼んで来てもらいました。

もちろん支援センターの方も同席してもらってです。

すぐには予定を決められないので、後日に何日かの予定を出して下さることになったそうです。

がん支援センターでは娘にも在宅は無理なのかを確認したそうで、娘もはっきりと無理だと答えたと言っています。

やっぱり行き先がないと在宅にしたがるんですよね。

というか、今の医療や介護の方針が施設よりも在宅になっているので、それに則っているのでしょうけど。

在宅での看取りを希望する方もたくさんいるのは私も知っています。

最後は自分の慣れ親しんだところで、という考えも分かります。

ただ、それに向かない人も希望しない人もいると言うのは忘れないで欲しい。

 

正直言って夫は今までの入院も病気のことも他人に話していないと思います。

義兄にすらまともに連絡をしていないのですから。

夫がかかわりある他人と言えば趣味の天体観測のサークルがありますけど、その方々とも一緒に飲みに行くとかしていないし、定例会や行事に行っていたくらいで個人的交流は持っていなかったんです。

後はバードウォッチングとかくらいかな、趣味と言えるのは、それと読書。

要するに一人で出来る趣味しかない人なので自宅に帰ってきても誰かが訪ねてくるわけじゃないんですよね。

そして私や娘とは距離がある、こんな状態で在宅にするメリットはどこにあるのでしょうね。

介護タクシーでストレッチャーか車椅子で2時間近くかけて体力を消耗するだけだし。

 

私にも娘にも最後は苦しい思いはさせたくないと言う気持ちはあります。

だからこそきちんとした話し合いと予想されることを踏まえた上で今後を決めたいのです。

がん支援センターの方も泌尿器科が転院させたいのであれば早めに日程を決めてくれると思うので、今週はその連絡を待ちながら私の気持ちも整えないとダメですね。

メンタルが落ちると入浴(シャワーすら)入る気力がなくなるのです。

今夜は娘ががん支援センターに話しに行ってくれたのでシャワーを浴びる気力は出そう。

もう少ししたら浴びて、少し気持ちを整えられるように頑張ります。

最悪は頓服の安定剤に頼るかもだけど。