増える検査とリスク | アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

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①アラ冠になって思うこと・色んな日常
②夫の腎がん闘病記
③Ⅱ型糖尿病の治療のために受けた胃スリープ手術とその後の生活の記録のまとめ

今日、大学病院の医師から電話がありました。

夫の胃の内視鏡の検査の結果とこれからの検査についてです。

 

昨日、心臓の数値と体調が回復してきたということで胃の内視鏡は受けられたのですが、通常の時間を置いたにもかかわらず胃の内容物が消化しきれておらず、よく見えない部分があったとの事で、それでも気になるところがあったので後日再検査になるそうです。

ガスター10は飲んでないし便秘と言っていたから消化が悪いのかもしれない。

便潜血の原因ヶ所が次回は見つかるといのですが。

心臓の方は浮腫みが利尿剤で改善してきたので入院した時よりは良くなっているものの(体重が入院時より5㎏も減ったってどんだけ浮腫んでたんだか)糖尿病に高血圧と言う持病もあるので動脈硬化から来る狭心症などの心疾患が隠れている可能性も捨てきれないので心臓カテーテル検査が追加になるのでその同意を求める電話でした。

 

その中でカテーテル検査によるリスクについて医師から説明がありました。

夫の場合は糖尿病で腎機能が落ちている上に腎機能の低下から来る貧血なので造影剤を使うことでさらに腎機能が低下する場合がある事。

これについては腎臓がんの評価で一定期間ごとに造影CTを撮らなきゃいけないので今さらなのですけどね。

ただ、造影剤を薄めるために水分制限して浮腫みを減らしている中で、点滴で水分を増やして体外への排出を促すのに又浮腫みに繋がらないかはちょっと気になるところ。

入院中なのでいざとなったら尿道カテーテルの復活とかして対応してもらえるとは思うので、入院して管理してもらいながらなら大丈夫でしょう。

それからカテーテル検査につきものの血栓による脳梗塞のリスクの説明がありました。

生活習慣病が2つもある夫は動脈硬化が起こっているのは仕方がないし、検査の過程でそれが剝がれて血栓になりどこかに跳ぶリスクは他の人より高いのは仕方がないですね。

だけど、もし腎臓がんの摘出手術をこれから受けるのであれば狭心症や酷い動脈硬化があれば先に治療をしておかないといけないので受けるしかないし、今の心不全に近い状態が貧血からなのか心臓とその周りの血管も絡んでいるのかは調べてもらわなきゃ、今後の治療方針も退院後の生活についても困るのでリスクはあっても受ける1択です。

その他に肺に送られる酸素の量もカテーテルで静脈から調べるそうで、こちらは肺に近い血管なので気胸のリスクがあるそうですが、気胸は起こしたらよくドラマでやってる空気を抜く針を刺して対応するらしいです。

エコーの元、肺を避けてカテーテルを行うけれど、人によっては静脈が肺のすぐそばにくっついている場合に起こるリスクと説明して下さいました。

夫の場合は入院時が輸血必須の呼吸不全を伴う強度の貧血でしたから何をするにしてもリスクがあるのは仕方がないと考えていますから、よろしくお願いします、と全てに同意。

夫も自分で判断することが出来るでしょうし、医師が言うことには私に対してと違って逆らわないだろうから、後は夫から同意書を貰う形になるそうです。

 

私としては入院したのなら調べられるところは全部調べて、今後のQOLが向上するようにしてもらえればいいと考えています。

自分から医師の診察の時に不調を訴えもせず、市販薬なんか飲む夫ですから、この際まとめて全身状態を調べた上で、夫の今の体調に合った処方をしてもらってから退院してくれた方がありがたいです。

 

あと、医師に聞いていないけどオプジーボの副作用で腎機能低下があるんですよね。

もれなく症状の中に貧血も入っている、腎機能の低下=貧血は医師の説明であったけどオプジーボの副作用については夫が受けているのか話しはなかったので分からないのがなんとも。

51回目ですから、それも考えて腎機能の検査をして問題がなかったら左腎臓の摘出手術という流れだったのかもしれない。

その辺は夫からは何も言われていないので想像でしかないのですが、手術期間は休薬になるから転移がしっかり押さえれれている今なら手術をした方がリスクは減るという考えのような気もする、聞けないけど。

どちらにしろ夫にとってオプジーボが今まで腎臓がんの多発肺転移を消失させてくれ、原発の腎臓がんも縮小させてくれたのは確かだし、一度は間質性肺炎を起こしたけど、それが治ってからは皮膚症状以外は大きな副作用は見られなかったのは事実だからオプジーボ様様です。

 

左腎臓摘出の前に眼底出血を起こして、私があまりのふらつきに驚いたのと、自力で大学病院へ行けなくなって付き添ったから、現状をしっかり伝えられたのは何かのタイミングなのかな。

手術を受けるなら受けるで、終わった後に問題が起きるより、万全の態勢で受けるようにという神様の采配かもしれない、治療とリスクは常に表裏一体、そう考えておくしかないですね。