アメーバのトップに1年前の8月に書いた記事というのがありました。
記事のタイトルは『伸びた退院』です。
1年前、好中球や白血球や血小板が危険レベルまで下がって緊急入院していました。
輸血などで改善はしてきていたのですが原因が分からないので退院が伸びたのです。
結局、原因は分からなかったのですが数値は正常値になって安定しました。
なので5日ほどの延期で無事に退院も出来、オプジーボも再開できました。
でも、読み返してみてここが私と夫の大きな分岐点だなって思います。
色んな数値が下がったのにカリウムやアルブミンは下がらなかったのです。
それは右の腎臓の機能も低下しているという事。
そして白血球や好中球が危険レベルまで下がるという事は感染症に非常に弱い事。
もし、また危険レベルまで下がったら、その状態でコロナなどのウィルスに感染したら?
夫の命がすぐに危険になるのだと私が危機感を強く覚えたのですね。
入院する時もフラフラで駐車場から病院の入り口に行くまで何度も休む状態の夫。
私は病院で使える車椅子を持ってくると言っても夫はそんなものなくても自分で歩けると拒否。
エレベータの中の振動にも膝に手を置いて息が上がってる状態なのに。
病院へついて緊急診察を受けて即入院になった時に看護師さんに現状を伝えました。
トイレに移動するにしてもふらついて転倒の危険があるので注意して欲しい事。
エレベーターの浮遊感がつらそうなので移動する時は車いすを使って欲しい事。
夫は「大丈夫だ」って嫌そうにしていましたけど転倒で怪我をしても危険な数値です。
万全を期してもらった方がいいのに理解してくれない…プライドが高すぎるよ。
そこから退院してきても数値の悪化は見えないのでコロナ過の中で日常の行動、
食事の改善を強く私が言うようになったのが夫にとってうるさく思えたのでしょうね。
夫の事を考えて嫌がられても言わなければと私が強く言うようになった事が
一緒に暮らすことが不可能になった原因です。
夫の罵詈雑言の返事と私への人格否定のような言葉に私の精神が耐えられなかった。
別居して、距離を置きながら生活することで今は落ち着いています。
けど一時期は精神安定剤を定期的に服用して睡眠の薬を飲んでも眠れなかった。
精神安定剤は離れた事で落ち着いたのか昼間の仮眠が出るくらいになったので中止。
睡眠の薬は夫ともめる前から飲んでるので継続していますけどね。
こっちは夫の勤務時間が準夜勤だったので生活リズムが狂って飲んでました。
今は娘が夜学に通っているので、同じ時間帯だから飲まないと集中して眠れないので
心療内科のDrも飲み続ける事を勧めてくれているのでそのままなんです。
ただ、それでもうまく眠れない日があって、そんな時はブログめぐりなんかしちゃいます。
そういう時に読むのは闘病ブログが多いんですが、読んでいてむなしくなる時があるんです。
家族、特に夫婦で支えあって闘病しているブログを読むと…
私だって夫を心配してるし出来るなら支えたかったのに、と。
夫が元気なうちに思い出を作ってあげたかったけど「お前と旅行に行っても俺は楽しくない」
塩分やカリウムを控えた食事を作っても「お前の作るものは味がないから食べたくない」
そんな否定ばかりなんでされなきゃならなかったのだろう…。
一緒にいる事がマイナスにしかならない現実に私の我慢が足りないのかな、と考えてしまう。
だけど、夫の言動に私の体がSOSを出したのだから仕方がないんだと自分に言い聞かせる。
そして見捨てた訳じゃなく、何かあったら手伝える距離でいつでも動けるようにしておく。
本当は病院へだって同行して病状だってちゃんと主治医から聞きたいし質問もしたい。
夫はまともな報連相をしないから何かあったら振り回されるだけになってしまうし…
夫は私がDrに知識自慢をしたいのだろうと言っていた。
私はただ受け身でいるだけじゃなく少しでも夫の今後の展望を知りたいから調べてたし
それを聞いて今後について考える余裕が欲しかっただけなのにね。
夫婦でも違う人間だからどうにもならないんだろうけど、私たちの夫婦の形は歪だな…