星も月も 見えない

真っ暗な夜空は

何故 あなたを

想い出させるのでしょう・・・

 

ぼんやり 窓際から見る

夕暮れの街並みは

何故 あなたを

想い出させるのでしょう・・・

 

うなだれ浴びる シャワー音が

無音になる時

何故 あなたを

想い出させるのでしょう・・・

 

 

 

星も月も見えないのが

わかっているのに

見上げているのは

誰も 気にも止めない時でも

あなただけは 気付いてくれ

私が 笑顔になるまで 見てくれていた

その瞳を 想い出すのでしょう・・・

 

周りの時間に追われて

取り残されそうに感じ

平静を装うとして

自分で 処理仕切れない時でも   

あなただけは 手を離さずに

私が 立ち上がるまで 待っててくれた

その優しさを 想い出すのでしょう・・・

 

家に帰り 家事をして

無駄な会話も 無いまま

淡々と時間だけは過ぎ

心が 痩せ細りそうな時でも

あなただけは 抱き寄せ

私を 眠るまで 包んでくれた

その温もりを 想い出すのでしょう・・・

 

あなたに・・・逢いたい・・・

 

今も変わらず

抜け出す事の 出来ない世界で

心無い言葉の 積み重ねに

身も心も 擦り減っていく毎日

 

そんな時

あなたと出会い

互いの傷を 舐め合い

求め 癒され

自分が 崩れずにいれた

 

あなたとは

同じ時間は 過ごせても

同じ世界には 帰れないし

同じ朝は 訪れない

 

抜け出そうとして

あなたに 恋をし

あなたを 愛しても

あなたを 独占することは出来ない

 

互いが 何もかもを

捨てきれないのでしょう・・・

 

それでも 

かまわない

あなたを 

離したくない

 

私の傍に 居て欲しい

私の前で 聞いて欲しい

私の中で 癒して欲しい

 

今すぐ・・・今すぐにでも・・・

 

あなたに 愛されたい・・・

 

無理だと わかっていても

 

私の 我儘だと わかっていても

 

今の私には 

 

あなたしか いないのです

 

戻る事も

 

進む事も

 

出来ない

 

私だけど

 

あなたの為ならば

 

私は

 

何を言われようと

 

どこまでも

 

どこまでも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堕ちて逝ける!