図書館で借りました!
やっぱり数ヶ月待ちで、今でも50人以上待ちの大人気の本です。
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
成瀬がまた変なことを言い出した。
こんな感じで始まる。
地元唯一のデパート、西武が閉店するということで、この台詞につながってくるのだが、西武閉店反対運動とかして、見事西武は営業中続行しました。。。とかいう話ではない。
読み進めるのが楽しい。
そんな本です。
「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」
突然M-1に出場しようと誘ってくる成瀬のくだりを読んでいて、ふと、私の高校時の同級生のことを思い出したりもしました。
ある日、彼女は真剣な御持ちで、こう言ってきたことがありました。
「一緒に風雲たけし城に出ない?」
むろん私は、すげなくお断りいたしました。
彼女とはそれほど仲が良かった訳でもなかった(まともに会話したこともなかった)うえに、彼女が目を付けるほどに私が突出した運動神経の持ち主であった訳でもなく、まことに謎の誘いであった。
「○○さんくらいしか、一緒に出てくれそうな人がいない」
と、彼女は言った。
どうしてそういう結論に到ったのか、本当に謎は深まる一方だった。
彼女には、私という人間がどんな人物に見えていたというのだろうか?
成瀬の誘いに誘いにのった島崎のように、もしも私が彼女と二人で「風雲たけし城」を目指していたなら、私の人生はもっとおもろいものになっていたのだろうか?
そんなこんなで、続編も図書館で予約いたしました。
15人待ちです!
おおっ! おおつ。