衝動買いならぬ、衝動芝居見物?
今回は20日にどうにも観に行きたくなって、24日に参りました。
昼の部です。

チケットは、売れ残っている中で一番安い三階A。東側の後ろにしてみました。
思ったよりも、七三が見えて嬉しいラブラブ
まあ、前の席の人と人の隙間からですが。。。

「土蜘」は、巡業の東コースで最近みたばかりでしたが、
「あり? こんなんだっけ?」
とか思ったりしました。
たぶん、ウトウトしてたんですね。( *´艸`)

↑こちらは、巡業のチラシ

土蜘の精の印象も、松緑さんはヤンチャな感じでハツラツな印象。舞台全体もスペクタクル! という感じ。(個人の感想です)

そして幸四郎さんは、陰鬱で地の底から這い上がってきたような、怨念の塊みたいな印象。(個人の感想です)
それでいて、手負いで四天王に囲まれている姿に、もののあわれを感ぜられたりと。
土蜘の精が、生き延びてきた千年という年月を想うと、ここで討たれるのが理不尽で口惜しい気すらしてくるのが不思議。

↑ なんか、こう大変驚きな感じ。

そして「二条城の清正」、初めて拝見。
これは、、、とにかく感情を揺さぶられる芝居だった。

舞台上の物語だけをみていなければならないと思いつつも、つい役者の背景をみてしまっていることもあるだろう。
この公演が、吉右衛門さんの追善であることも、どうにもこうにも。。。
若い秀頼も、老いた清正も、遠くない未来に同じく滅び行く定めにある。
人はすべて、亡ぶ。
だが、つい思ってしまう。
「どうか、千年も万年も生きてくれ」と。

そして我もまた同じ舟の上、亡びゆく身であることに苦笑するのだ。