金曜の私の精神状態を表す言葉は、ずばり


『機嫌が悪い』


です。


もっと、具体的に言うと


『心がザワザワして』


『イライラして』


『息苦しい』


 


感じです。


原因は、分かっています。


でも、正当な理由ではありません。


 


まず、うるさかったこと。



とにかく、騒がしいと心がザワザワしてくるので、抗不安薬を飲みました。


 


そこに、電話がきて、その呼び出し音の脳をつんざくような痛みを伴う音(普段はそこまでではない)が、ずっとつづいてるのです。私の横にあるのが外からの直通電話なので、かかりまくりです。それにも、イライラしはじめ、しかも内容が殆ど私に用がある人ではなく、


「×○さんお願いします」


という電話、しかもだいたい×○さんはいなくて、どこに行ったかも分からない。いつ帰ってくるのかも分からない……で、課の中を聞き歩いてみたり。


ようやく切ったと思ったら、すぐ同じような電話がかかってくる……の繰り返し。


さらに、別の課の電話が鳴り続けているのが拍車をかける。


誰もいない訳ではないのだが、誰も取ろうとしないのだ。動かざること山の如しだ。


そして、しばらく鳴らしてから取るので、つい


「すぐ、とれや!!」


と、必要以上の怒りを心にため込んでいってしまった訳です。


 


周囲の席の人も、知らないうちにいなくなり、はっとすると私がぽつねんと残されていて、聞けば、席を外す理由はちゃんとあるんだけど、どうして、私を残そうとするのだ?!


と、また言われのない怒りをぐずぐずさせていました。


書庫を整理するために、皆、出かけていたわけですが、それならそれで言ってくれればいいのに。


そして、最後に


 


「あすはサンの書類は放置してありますから」


と、言われ、、、


『いじめですか?!』


と、叫びたくなる。叫ばなかったけど。


 


そんなこんなで、私に全く理のないものに苛立ち、不機嫌になって、肩や背中に何かが取りついているかのような夕暮れに、脚を引きずって家に帰りました。


 


お風呂にも入れず、ご飯もあまり食べられず、寝ることもできない。


 


子どもが泣くのも、電話が鳴るのも、仕事で皆が席を外すのも、私の書類の整理を他の人がしないのも、みんな仕方ないことで、私が苛立つ正当な理由はありません。


分かってますが、心がざわつき、苛立ち、息がうまくできなくなるのです。


 


私のうつ病は、皆、(8か月も休んだのだから)治っているものだと思っていますが、まだまだ雑草のように根が残っているようです。


 


それとも、ただ、私の根性の悪さが問題で、それをうつ病のせいにしているのでしょうか。


 


悩ましい限りですが、尋常でない苛立ちは現実に存在するのです。