今回はキリスト教の「全能なる目」(all-seeing eye of God)と呼ばれている「プロビデンスの目」( Eye of Providence)について書きたいと思います。
《 プロビデンスの目 》
プロビデンスの目はアメリカ合衆国の国章や1ドル紙幣などに使用されているので、多くの方が見たことがあるのではないかと思います。
キリスト教は他国の宗教観が混合されられてできたものですが、そのなかでも古代エジプト神話の影響は大きいです。(エジプトは魔術発祥の地ともされており、西洋魔術にも多大な影響を与えています。)
プロビデンスの目は、エジプト神話のオシリス神とイシス女神の子、天空神・ホルスがセト神を討伐する際に奪われた「ホルスの目」が由来であるともされています。
《 ホルスの目 》
(因みにホルスの目は左右あります。左目はウジャトの目(月を象徴)右目はラーの目(太陽を象徴)とされており、プロビデンスの目はウジャトの目と言われています。)