昨日は病院の帰り、運転中に

おそらく車とバイクの

接触事故現場に遭遇しました。

十字路のやや南より位置に散乱した

プラスチック片と倒れた若い男性。

すぐそばのガソリンスタンドに

急停止したであろう

小型運搬車。

男性のそばには

横断歩道を渡ろうとしていた人達が集まり、

皆119番に電話しておりました。

倒れた位置や車や男性の感じからして、

右折しようとした走行中の運搬車に

バイクが横から当たったようにみえました。

陸橋もあるので、

とにかくその上から事故を眺める

高校生の群れが凄かった…

(眼の前が高校で丁度下校時刻)

同じく目と鼻の先に消防署があり、

隊員が駆けつけられる距離でしたが、

どなたも大事に至っていませんように。

私はたまたま

いつもと違う角を曲がって

帰宅しようとしていました。

警察官の到着がまだなくらい、

発生してすぐだったのでその場を

目の当たりにしたわけなのですが、

本来ならば事故が起こった道のほうが

いつも通る帰路。

いつも通りならば事故を起こしていたのは

私だったかもしれません。

事故された方には申し訳ないのだけど、

いつもの道をその時間通らないでおこう、

と昨日ふと思って左折した時

「あらま、なんでかしらね?」

と感じたものの、

その答え合わせのような事故現場が

すぐに眼の前にあったこと…。

直感に従って損をすることは

ありましたが…

実は守られているケースが

多かったのかもしれません。



そんな話から始まりましたが、

前回のおわり

「…入院?」

です。

診察を終えての第一声が

それだったので瞬間「…?」と

なりはしたものの、

入院、大変よいではないか! 

自宅療養で回復しないことは

この2日よく分かっています。

水分はとれているものの、

明らかに今の時期としては足りてないし、

何より入院となると

会社を、堂々と!

休むことができる!


「入院、お願いします!

 入院しましょう!」

不安気に振り返る旦那氏に

(おまえ頭痛いのに

 振り返るなよ…)

と心のなかでつっこみながら

私が勢いよくそう言ったものなので

旦那氏もほっとした様子でした。

そこから旦那氏は有無を言わさず

鼻の中をグリグリされての

PCR検査。

入院となるとコロナ禍の今、

感染していないかをまず確認せねば

なりません。


そして車いすに乗せられ、

中央検査室に移動したあと

血液検査に点滴投与。

彼が点滴中に私は入院手続きです。

ただ不幸中の幸いだったのは、

この病院は娘5歳を出産する時に

私がお世話になった病院なので、

入院に必要なものは

あらかじめ予測がついていたことと、

もしものためにと現金で五万円用意して

いたのですが、

それがそのまま入院保証金の額と

ピッタリだったので

慌ててATMに走ったり

カードをきったりしなくて

良かったことなのです。

そして、入院させるという

医師の決断も早かったので

この調子ならば

娘5歳の幼稚園のお迎えにも間に合うっ!

予定通りといえば

予定通りだ!

我々についている守護天使は、

いま、その敏腕をふるっておるぞ!

(多分、平常時に測定しても

 上腕で53センチありそうな、敏腕)

しかも旦那氏の入院した病棟は

新しい病棟。

大部屋ではありますが

室内にトイレもあるらしく、

5年前はなかった

Wi-Fiも繋がっていて

元気になれば院内コンビニも

ドアツードアな場所。

初めての入院で、

こんなストレス軽減な場所、

なかなかないわよ!


ただ、コロナの関係で、 

一度入院すると病室に患者さん以外は

入ることが出来なくて、

更に面会もしてはいけません。

荷物の差し入れなんかは

全部ナースセンターのスタッフさんに

お願いして、

家族でも会えない状態になるのです。

車いすのまま病棟に運ばれる旦那氏。

気持ち、表情は明るく

「このさい、ぜんぶ、なおしてくる」

と言ったので

「こちらはまかせて!

 必要なものはみつくろって、

 あとで必ずもってくる!」

と手をふりあって別れました。

なんか…

刑務所みたいな…

いや、失礼。

でもWi-Fiが通じていて

本当によかったね、と 

自由でない現状を嘆くのでなく、

本当に直接会えなくても

それなりに相手と意思疎通ができる

今の時代を喜び合ってます。


さあ、

必要なものを用意して、

娘5歳を迎えに行く前に

仕事関係、親戚関係に連絡して、

やることいっぱいだぜ!

我々のわかれを静かに横で

見ていた病棟スタッフさん。


「急な入院だから大変ですね。

 面会時間、といっても

 今は面会できないけれど、

 荷物の受け渡しは基本15時から17時です。

 でも今回はそれは気にせず

 早めに持ってきて貰って大丈夫ですから」

と言ってくれました。

優しい…。

でも、

「子供のお迎えに行かないといけないので

 3時過ぎると思います」

と伝えたところ



「え!お子さんいるの?!」


と驚かれました。




その反応な。

30分前に、

耳鼻咽喉科の看護師さんにも

まったく同じこと言われたんだかな。


若い、若くないとかでなく、

働いていそう=子供はいないとかでなく、


なんか私には


「おれ、ひとり。

 これまでも

 これからも」


感がとても強く漂っておるそうですよ。


結婚もしてなさそう、

一人で生きていそう、

友人いなくても平気そう。

これまで様々な場所で

言われてきた言葉なんですが、

祖母いわく

「所帯窶れしてないのです」

だそうです。

しょたいやつれ…?



それにしても

まさか同じ日に

同じ言葉をかけられるとは…。


入院準備の手順を考えながら

「………わたし……

 なんなのだろうかな……

 植物的なものに

 見えるのかな……」

と少し遠い目をしておりました。


とりあえず医師の診断は

これから!

続きます!