コロナウイルス感染の情報が

毎日NHKアプリから

「ピコン」

「ピコン」

と軽やかに入電され、

その都度娘が

 

「またぴこ~ん!」

 

と笑っておりますが、

ええ、現状全く笑えねぇ状態です。

世間には「コロナ疲れ」という言葉も

出ておりますが、本当にそう。

買占めも少しおさまりを

見せてきてはいるものの、

感染しない為の対策や、

どのお店も早期閉店、

図書館も休館。

様々なイベントも延期や中止といわれて、

今は非常時だからと分かりつつ、

なんだこの閉塞感は。

戦時中ってこんな感じだったのだろうか…。

そんな不謹慎極まりないことを考えてしまったら

世間を歩いていても

「戦時中みたいね…」

と呟く人生の先輩たちの話声を聴きました。

 

……いやね?

戦時中の方がもっと大変なのは

理解しているつもりなのですが、

「とにかく一刻も早く収束してほしい」

という気持ちは似ているかもしれません。

災害時とはちょっと違うこの感じ。

うん、でもこのままだと長くなりそうなので、

本題です。

 

まだコロナが「クルーズ船隔離」の話

くらいだった時のことですね。

マラソン大会に参加予定の旦那さんに

参加を諦めてほしいと渡した

参加費と同額の大枚16,000円。

 

しかして、その大枚を授受した後に発覚した

「参加費は6,500円」

という事実。

この野郎!

 

さて、そんなわけで

発覚した瞬間に私がしたことは

旦那氏(勤務中。恐らく激務中)に

猛烈にLINEを送ることでした。

いやぁ、LINEって便利っすね。

使い始めてまだ半年経っていませんが

あれはほら、メールと違って

 

文面と

それを送るスピードで

どれくらい怒っているかを

視覚で伝えることができる。

 

「(藤波辰爾ボイスで読むように)

 おいお前!」

「父から聞いたぞ!」

「マラソン参加費一万六千円だって!?」

「嘘言うんじゃねぇよ!」

「今サイト調べたらな!」

「六千五百円だぞ!?」

「十倍だぞ十倍!

(小島聡風にお読みください)」

 

※ここでいう「十倍だぞ十倍」ですが、

 これは新日本プロレスの小島聡選手が

 若かりし日に

 タッグパートナー天山広吉選手と

 雑誌のインタビューに答えた際

「オレたちがチャンピオンだ、永遠のな!」(天山)
「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍」(小島)

 という発言をしてしまい、

 今でも語り継がれてしまっている話です。

 こんなのばかり詳しくなってしまって…

 

「わかっていたのに、さらっと財布に

 入れがやったな!」

「娘二歳はさっきから母(私)の横で

 「おろかぶ~」と爆笑しておるわ!」

「帰ってきたら、覚えとけよ!」

 

と、ここまでが一連の内容。

ここまでの所要時間が二分というので、

旦那氏に怒りも伝わったかと思います。

 

ついでに娘二歳が「おろかぶ~」と笑っていたのは

我が実家の面々(父、母、九歳年上の兄)が

「騙されたお前がわるい」

「確認しなかったアナタが悪いです」

「ヤッターマンでいうところの

 「おろかぶ~!」だな」

という三連攻撃を受け、

最後の実兄の言葉に激しく反応したからです。

 

相変わらず塩対応な実家の面々。

いや、でもね?

私のウッカリではあるけれど、

騙される方が悪いのか?

騙した方が悪いのではないのか?

と思うのですが

 

「子供のうちの失敗は可愛い。

 されど成人してからの失敗は

 隙を見せた己が悪い」

 

とこれまで散々確かに言われてきた…。

 

そんなわけで、この日娘の

「脳内コトバンク」

「おろかぶ~

(騙された者に対して使う言葉)」

という言葉が

追加されました。

 

その後の旦那氏からの返信は

それから四時間後。

 

「すみません。

 参加費を把握してませんでした」

 

 

 

 

 

 

 

 

それはそれで大問題だこの野郎!