授業中に勉強してもさっぱり分からんかったし、それどころじゃなかったから、授業は聞かずにイヤホンしてぼーっと過ごす。

たくさんの声や物音、たくさんの匂い、たくさんの光、たくさんの振動。空気の揺れ。
そんなもの達が、いろんな痛みに変わって向かってくる。
教室の中は刺激と様々な痛みで溢れている。

勉強は授業以外の時間でする学校生活。
保健室、放課後の誰もいない教室、誰もいない図書館、中庭、教員室、校長室、事務室、音楽室、美術室、カウンセリングルーム。

たくさんの先生がいて、知らん先生でも自分を見かけたら声をかけてくれて、勉強を教えてくれる。
違う教科も教えてくれる。
場所を共有されてんか知らんけど、代わる代わる様子を見にきてくれる。

小中高、全国ニュースで報道されてもいいような、くそ教師との遭遇率も高かったけど、誰に話しても素晴らしいと言ってもらえる先生にも恵まれた。

授業中に急に脱走して、図書館に侵入する、保健室や校長室に逃げる、非常勤の教員室にも逃げる。
自由に動いてたわけだが、そんな問題行動を寛容に受け入れてくれてた先生、図書館司書さんにすごく感謝してる。

感覚過敏で教室がつらいこと誰にも言ってないのに、その寛容さに大人になって改めて驚く。

ちなみに、知らん先生にまで下の名前で呼ばれるのは気にしてなかったけど、タオル姫、お嬢などと呼ばれるのが恥ずかしかった事を今思い出した。
「あのタオルの子」と、説明すれば教師全員に通じると聞いた…謎。
たしかにタオルは肌身離さず持っていたけどよ。