台風が過ぎ去った朝。

 

空は昨日の台風を

すっかりと忘れたように

晴れ晴れとしていて

その切り替えのはやさに

ビックリした。

 

マンションの窓から

道路を見下ろすと

木が倒れたかと思うほどの枝が

折れていた。

 

空は

どんどんと風に流されて

未来へ、未来へと

進んでいるのに

地上の枝や、振り落とされた葉は

置いて行かれた過去のようだった。

 

 

 

毎日、毎日を生きていると

正直『何もしたくない時』がある。

 

もっといえば

『何がしたいのかわからないとき』

がある。

 

 

それは

「人生に目的がないからだ」

「目標が明確じゃないからだ」

「甘えで怠けているだけだ」

なんて

叱咤激励の言葉が聞こえて来そうで

あまり声を大にして言えない。

言いたくない。

 

 

そして

自分の中での言葉で完結することすらできず

気持ちを押し殺して

何かに向かおうとする。

 

その、『何か』がわからないから

苦しいというのに。

 

 

 

人生の手の抜き方を

覚えてきた私は、

たまに仕事を休む。

 

 

それでも

出勤の人数をみて

休んでいい状況かを

判断しているところに

周りのことを気にしてしまう性分が

結局は抜けないことを教えてくれる。

 

 

 

わがままに生きているように見えて

そんなに我がままになれない。

 

 

いったい

私は誰のために

生きているのか。と

考え出すと

わからなくなって

何もしたくなくなる。

 

 

何もしたくないときは

それでいいのだよ。

と、

そっと自分に声をかけてあげてほしい。

 

 

何もしなくてもいいよ。

と言われると

頑張って、頑張って

身を削って動こうとしている時よりも

ちょっぴり気持ちが軽くなって

動き出せるときもあるから。

 

反対に

ま、それならいっか~♪

と、本当に何もしないときもあるけど。

 

それも、それでいいのです。

 

 

 

 

頑張り屋さんは

たまに休んでも

休んだ分、

動いているから大丈夫。

 

 

誰にも置いて行かれないし

そもそも、誰かに足並みを合わせて

ついていく必要もないから。

 

 

 

休もう。

寝ちゃおう。

 

 

無駄だと思うようなことを

存分にしちゃおう。

 

 

充電するから

また、動けるんだよ。

 

 

 

世の中には

充電をしながら

動く人もいる。

 

携帯できる充電器を

いつでも装備しているような人。

 

 

わたしは、

家のコンセントにつながらないと

充電できるタイプじゃないような気がしてる。

 

お家でほっとして

好きな本を読んで

お酒をのんでまったりとする。

 

 

その時間が

私のエネルギーを

満たしてくれるから。

 

 

 

何もしない。って、

ぼーーーーっとするだけじゃなくて。

 

 

自分がね

「何もしてない」

と、思ってしまうような

生産性のない、

無意味に感じてしまうことを

している時間でもあるからね。

 

 

 

少し休もう。

そして、また歩こう♪