デビュー8年目、キム・ジュンスはいつの間にかグッと成長していた。2日間、1万5千人余りのファンを笑わせ、泣かせたキム・ジュンスは、ソロ歌手のXIAそのものだった。
8年目にして初のソロアルバム『Tarantallegra』をリリースしたキム・ジュンスは19日と20日の2日間、ソウル蚕室・室内体育館での「XIA 1st Asia Tour in Seoul」を皮切りに、アジアツアーが開始した。
キム・ジュンスは初のソロアルバムをリリースし、“XIA(シア)”という名前を全面的に出した。東方神起時代に使っていた“XIA”という名前は、JYJ活動で徐々に忘れかけられていた。しかし、ジュンスは8年目にして初のソロアルバム活動の間、“XIA”という名前を再び使う。
「敢えて、キム・ジュンスという名前ではなく、XIAという名前を使用する必要があったのか」という質問に、キム・ジュンスは「このような質問自体がおかしい」と言い返した。「XIAという名前を使うことに悩まなかった。逆に当然だと思った」と言い、キム・ジュンスは「XIAは僕のアイデンティティ」と定義し、「僕への複合的なイメージが、XIAという一つの単語に含まれている」と思いを伝えた。
キム・ジュンスの初ソロコンサート「XIA 1st Asia Tour in Seoul」は、このようなキム・ジュンスの悩みと考えが克明に現れた結果だった。ソロアルバムを通じて、自分のアイデンティティに一歩でも近付こうとしたキム・ジュンスの覚悟は、白いベールがかかったまま、水中を遊泳する姿が収録されたオープニング映像で証明された。母の羊水で自由に動く胎児の姿を連想させたキム・ジュンスのオープニング映像は、今回のコンサートの意味を短く圧縮した。8年間、十分に見せれなかったソロ歌手XIAとしてのアイデンティティへの悩み、そしてその悩みの結果への自信感が、まさにアジアツアーの初公演、ソウルコンサートで証明された。
◆キム・ジュンス、いつの間にこんなセクシーになったのか…You Are So Hot!
いつも天真爛漫なイメージだったキム・ジュンスが、いつの間にか男になっていた。『Tarantallegra』の衝撃的なミュージックビデオで話題を集めたキム・ジュンスは、一層色っぽい魅力でソロコンサートをいっぱいに埋めた。いつも3人一緒のステージだったが、一人になったキム・ジュンスは更に強烈になった男性美で、舞台を完全に掌握した。
ソロアルバムの収録曲『Breath』『No Gain』でコンサートがスタート。そしてキム・ジュンスは『Lullaby』『Intoxication』『Set Me Free』を続けて歌い、ステージを熱くさせた。クリスティーナ・アギレラの振付けディレクターとして有名な米国のJeri Slaughterが米国でのオーディションを通じて選抜した最高の振付けチームとともに、キム・ジュンスは強烈でセクシーなパフォーマンスを披露し、しきりに驚かせた。特に安定したライブは、公演の楽しさをさらに増した。キム・ジュンスは続けて5曲を歌い、疲れた様子もなく、ライブを完璧にこなし、ソロらしく堂々たる姿を誇った。
出演したミュージカルのスペシャル舞台も注目された。キム・ジュンスはミュージカル『モーツァルト!』中の『私は私は音楽』『なぜ私を愛さないのか』と、ミュージカル『エリザベート』の『最後のダンス』で、体は育ったが、脳は育たない悲しい天才モーツァルトと、魅力的な暗いカリスマが引き立ったチュグムで180度変身、変わった魅力でファンを誘惑した。
◆キム・ジュンス、ファンを意のままに…あなたの好きにしてくれてありがとう
この日のジュンスはカリスマ溢れるステージとは逆に、可愛くて気の利いたトークでファンを喜ばせた。
ファンの願いを聞くコーナー「ジュンス・タイム」でキム・ジュンスは、「あそこ!ライオンのうちわ!」と威厳に満ちたようにファンを指し、多少、不利な願いには「ダメ!」と言ったり、「歌を歌って!」という団体ファンの声援に中島美嘉の『雪の花』を歌ったり、ロマンチックな雰囲気を演出したりした。
「プインプイン愛嬌」を見せてほしいとファンが要求すると、「僕のファンじゃない人は、少し目を閉じてください」と冗談を言ったり、「天使XIA」というキム・ジュンスの専売特許ポーズの要求に「いつまでやらせるんだ。僕ももう27歳だ」と言い、「僕が見ても昔の「天使XIA」は可愛かったが、今は可愛くない」と言いながら、カワイイポーズを披露した。
続いて行われるライブに、「皆、楽しい?僕は死にそうだ」と言い、汗を拭いたキム・ジュンスの姿に、嘆声をもらすファンを見て、彼は「人間の分泌液はみんな同じ。僕の分泌液だからときれいなわけじゃない」と冗談を言い、汗を拭いたタオルをファンに投げるなどのファンサービスでファンの心を掴んだ。強烈な魅力のステージに続き、キュートで溌剌としたステージトークまで、ファンはキム・ジュンスの魅力に完全にはまった様子だった。「あなたの好きにしてくれてありがとう」「アジアを越えて世界へ」「XIAジュンス、あなたのセクシーさを見せて」など、ソロ活動を始めたキム・ジュンスを応援する、ファンの巨大プラカードも目立った。
キム・ジュンスの魔力のせいか、盛大な公演への熱気のせいか、真夏並みの蒸暑さである20日、キム・ジュンスのコンサートでも熱気にヘトヘトになったファンが運ばれる事態が発生した。スタンディング席で公演を楽しんでいたファンが暑い気温と公演の熱気で倒れ、警護員に誘導されてスタンディング席から抜ける姿が所々で目撃された。このファンたちはスタンディング席の後ろのほうでしばらく休んだ後、コンサートを最後まで観覧した。
所属事務所のC-Jesエンタテインメント側は「万が一の事態に備え、救急車を拡大配置した」とし「幸いにも何事もなく公演が無事に終わった。スタンディング席を出たファンも休んだ後、公演を観覧して帰った」と明かした。
「ソロアルバムを準備しながらも躊躇った。アルバムを出しても活動できないということに、アルバム準備をするのがつらかった」と打ち明けたキム・ジュンスは、涙を流した。涙で何度もレコーディングが中断されたエピソードが込められた『愛が嫌なんだってば』を歌い、何度も泣きそうになったキム・ジュンスは、『落ち葉』の曲で耐えられず、号泣した。
熱い涙とともに「いつかまた歌う曲。その日が来るだろう。花が散った後に僕らは再び始まる」を繰り返すキム・ジュンスは涙を拭い、再び笑った。1万5千人余りのファンと一緒に、眩しく美しい初夏の夜を過ごしたキム・ジュンスは、これからアジアに向かう。タイ、バンコクを皮切りに、7月まで全7都市で行うアジアツアーでアジアファンに会う。
果てしなく踊らせる魔法の呪文『Tarantallegra』に続き、キム・ジュンスはもう一つの魔法をこの日、公演に隠した。その答えは、秘密の通路を開ける呪文『Dissendium』だ。『No Gain』に続き、秘密の部屋から続いた魔力の子守唄『Lullaby』を歌う直前、かなり低く登場したこの魔法の呪文は、ジュンスではなくXIAが隠した、この日の公演のまた別のカギでもあった。セクシー、カリスマ、キュートなど限りないキム・ジュンスの魅力の中、秘密の部屋をすべて開けてみたいと、皆で一斉に叫んでみよう。Dissendium!
[記事=innolife、写真=C-JeSエンタテインメント]