病院に到着して救急隊員さんに案内され、一番奥の部屋へ。
(自力で夜間救急に来られた患者さんが沢山待っていらっしゃいました。救急搬送だったため、直接部屋へ行くこととなりました。)
直ぐに熱を測って、サチュレーションを足につけ、看護師さんの問診開始。
(ここで救急隊員さんの問診確認無し。)
「40.1℃ですね。何時頃からお熱出てますか?」
「今朝からです。詳しくはメモして来ています。」(付箋渡す。)
「あら!ありがとうございます!細かく取ってくれていて助かります!この解熱剤って書いてある所は飲ませたってことですかね?」
「そうです。座薬を入れました。」
「何の座薬ですか?」
「小児科で処方いただいたアンビバの50です。」(お薬手帳と母子手帳渡す。)
「座薬を入れても下がってないんですね〜・・・。水分と食事は取れてますか?」
「お昼寝前まではしっかり取ってます。」
「ならおしっこも十分出てますかね。」
「お昼寝起きに変えてからはあまりしてないです。」
「少しは出てるんですね。痙攣はどのくらいで、どんな感じだったか分かりますか?」
「○時○分から40秒程度だったと思います。白目をむいて、両手足を抱っこ紐から出てしまいそうなほどピンっと伸ばして、かなり力が入っていたと思います。歯ぎしりもしていました。痙攣だと分かったので、すぐに床に下ろして、横向きにさせました。しばらく両手足がガクガクと伸ばした状態でのゆらゆらが交互に来るような感じでした。顔は少し青白かったです。」
「唇は紫色になってたりしましたか?」
「すみません・・・そこまでは見れていません。」
「大丈夫です!とても驚きましたよね・・・よく対応されましたね!ちなみに痙攣後はどのくらいで泣きましたか?」
「泣いていません。呼び掛けに応じず、目は開いているのにぼーっとしていました。覚醒したなと思ったのは、救急車に乗り込んですぐだったと思います。恐らく20分後くらいだったと思います。」
「なるほど・・・その後は落ち着いている状態ですかね?」
「そうですね・・・抱っこ紐の中で寝たり起きたりしています。」
「体力使ってますからね・・・。お母さんもお電話の時にお熱が少しあると仰っていましたが、ご体調どうですか?」
「頭がガンガンしているのと、インフルの時のような関節痛があります。」
「うーん。。辛いですよね。。。弟君を下ろして、お母さんも座りましょうか。」
「今丁度落ち着いて寝ているので、もう少ししてから下ろしてみます。(看護師さんの気遣い泣ける・・・。)」
「無理はなさらないでくださいね!」
「ありがとうございます。」
「この後先生が来られるのでもうしばらくお待ち下さいね。」
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更に20分ほど経った頃、小児科の先生が来てくれ、救急隊員さんの引き継ぎを片耳に(聞き取り問診は即横に置いて、さらっと流して分かりました〜サインね〜と救急隊員さんを返してました(^_^;)え・・・!?っという顔の救急隊員さん・・・退場(笑))、看護師さんの問診を見つつ私にもいくつか確認をされました。
「それじゃぁ、PCR検査と血液検査しましょう。細菌性の熱で無ければいいですが・・・。」
「分かりました。」
「せっかく落ち着いて寝ているのに起こすのは・・・可哀想だよね。PCRは抱っこしたまま行きましょうか。起きてしまったら、置いて採血しましょう。寝っぱなしだったら、起きたタイミングで採血しましょう。」
ま。。。PCRで起きますわな(笑)
若干弱々しいですが、ギャン泣きでした。
そのままベッドに下ろして、私はカーテン越しの隣へ移動し、4人の先生と看護師さんんにぐるぐる巻きで押さえつけられ、これまたギャン泣きで採血。
(暴れたら危ないから頑張れ息子〜!!)
採血の終わった息子は泣き止まずやっぱり抱っこ(^_^;)
40分後には
コロナ【陽性】の判定。。。
「残念ですが、当院ではコロナの陽性患者さんは受入れが出来ないので、他院に搬送出来ないか当たってみます。時間がかかるかもしれません。お待ちいただいている間に何かあれば、ナースコールか・・・まぁ、看護師がずっと行ったり来たりしていると思うのでお声掛けください。」
(事前に聞いていた事なので了承。)
更に20分後・・・
(待っている間に緊張が緩んだのか、異常に喉が乾いてしまい、看護師さんに自販機を聞くと、僕行ってくるよ!と先生をお茶買いのアッシーにした私・・・ほんとすいません。。喉乾くよねー!と快諾してくださってありがとうございます・・・。というか部屋から出ないでと言われたので(言い訳)・・・こき使ってすいません・・・。)
ビクッ・・・ビクビクッ!!
!?
え!?また!?
「すいません!また痙攣しました!!」
伝えながら息子をベッドに下ろして横向きにさせる。
「対応ありがとうございます!」
看護師さんがインカムで
「〇〇室〇〇(アルファベットだったと思う。)です!」
と呼びかけると、6人の先生と看護師さんが一気に集まり、モニターを付け時間を計り状態を確認していました。
チアノーゼも出ていたようで、酸素マスクもつけられました。
(私はしんどいね・・・大丈夫だからね・・・と頭を撫でながら呼びかけていました。)
「おさまりました・・・かね?」
「いやまだですね。手足の先を触ってみてください。まだ力が入っていますよね。目視で確認できる痙攣の後に、こういった分かりづらい痙攣が続いている場合があるので・・・脱力しましたね。膝や足首など関節がすっと曲がるよになれば、一旦収まったと考えて良いと思います。」
「おおよそ2分です。」
ぼーーーっとして泣かない息子。
ペンライトで目を確認される。
「このまま点滴をするかもしれないので、針を入れますね。お母さんはまた隣に移動してください。」
ルートを取ってもらっている間、弱々しく泣く息子。
気が気でなかった。
てんかんに移行してない!?
麻痺が出る?
脳症??
脳炎??
え?なんで??
と決まった訳でも無いのに、ぐるぐると最悪の事態が頭を駆け巡っていました。
長いですがまだ続きます(^_^;)