保湿とは、肌に水分を与えることではなく、肌の水分を保つことです。
スキンケアで大事なのは、保水力のある保湿成分を与えて肌質を改良することです。
保水力のあり肌は、乾いた空気の中にいても乾燥しません、肌の水分が20%くらいあると、肌は滑らかで、メイクののりもよくなります。
保湿成分は、セラミドをはじめ、スフィンゴ脂質、レシチン、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、ヘパリン類似物質、天延保湿因子(NMF)、プロピレングリコール、各種オイル類(アボガドオイル、オリーブオイルなど)があります。
夫々の特徴をよく理解して使い分けてください。
代表的な保湿成分の保湿力を比較すると、保湿力が一番高いのは、セラミド、次いでヒアルロン酸、コラーゲン、大豆レシチンがほぼ同じくらいで、NMFはやや落ちます。
保湿美容液を使っているのに肌の乾きが気になるという場合は、一度、セラミド配合の美容液を試してみるのも良いかもしれません。
セラミドは肌の水分を維持するのに最も重要な成分といわれてます。
角質層からセラミドが失われると、肌の水分は大幅に失われていきます。
セラミドは水に溶けませんが、水と結合して、ラメラ構造と呼ばれるサンドイッチ状の構造を作ります。
このラメラ構造に組み込まれた水は、真冬の乾燥した空気でも、エアコンのきいた室内でも、湿度が0%になっても蒸発することがないそうです。
セラミドは、ターンオーバーとともに作られるので、寝不足や加齢などでターンオーバーが低下すると、セラミドの量も減ってきます。
セラミドがコレストロールのようなものから作られているからといって、コレストロールの多い食事やセラミドのサプリメントを飲んでも増えません。
セラミドを増やすには、生活習慣を改善することや、ピーリングなどの角質ケアを続けて、ターンオーバーのサイクルを早める努力をしてください。
そして、セラミド配合の化粧品で補うことも重要です、
セラミド配合化粧品の保湿力は、セラミドの配分量で決まります。
セラミド〇〇というネーミングでも、本物のセラミドでない場合もあるので注意しましょう。
セラミド配合の化粧品は、3000円以上することでわかるように、セラミドは大変高価なものです。
セラミド配合化粧品なのに乾燥が気になるという場合は、セラミドの含有量が少ないか、油分の不足が考えられます。
いつまでも瑞々しいお肌を保ちたいものですね。
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