こどもが身体をかゆがって・・・・、夜寝られないという相談を良く受けます。
軽いアトピー性皮膚炎なんでしょうが、身体を掻いてるところを見ると本当に可哀想になります。
アトピー性皮膚炎とは、アレルギーの遺伝素因のある人がかかる湿疹と定義されていますが、アレルギーですからアレルギー性皮膚炎といいかえていいくらいです。
アトピーという言葉は、「奇妙な」という意味で遺伝的、体質的な病気です。
最近、アトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまなアレルギー性疾患が急増しています。
原因の一つとしては、ちょっと逆接めいていますが、日本人の生活環境がとても清潔になったこと。
つまり、清潔過ぎて、かえって生物としての免疫力が低下し、感染症に冒されやすくなったと指摘されています。
そのため、感染菌などに過剰に反応してしまい、多彩なアレルギー反応を起こしてしまうようです。
食文化の変化も、アトピー性皮膚炎の原因とも言われています。
グルメ時代を迎え、タンパク質と脂肪を必要以上に摂り過ぎてしまう傾向にあり、インスタント食品などに含まれるさまざまな食品添加物にも、アトピー性皮膚炎を引き起こすアレルゲンが含まれています。
アトピー性皮膚炎は慢性化することが多く、常に痛痒いため、集中力が阻害され、仕事などにも身が入らなくなります。
やはり、このような生活環境、食生生活に育った両親から生まれる子供たちに、その影響が出てくるといのは仕方がないような気がします。
アレルギー体質を根本から改善し、身体本来の免疫力パワーを復活させなければと思います。
確かにステロイドを使用すると、身体の痒みや赤くはれた肌も落ち着いてきます。
身体を改善する過程で、最初の段階はステロイドの使用も仕方がないとは思います。
痛痒みを我慢することでのストレスが溜まるよりはましだからと思うからです。
ただ、ステロイドは両刃の刀です。
劇的に痒みがなくなりますが、その代償は必ずあるということをお忘れなく。
少しずつ、少しずつ、体質改善を図っていきましょう。
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