Dark End Of The Street(比喩)
夕方、FMから流れていたレーナード・スキナードの"FreeBird"がやたらと心地よく、
引っぱりだしてきて好きな曲 "Tuesday's Gone"をひたすら聞きまくる。
さらなるダウン・トゥ・アースな感覚を求めライ・クーダー"Boomer's Story"
ブーマーとは新天地を求めて放浪を続ける流れ者を指す言葉らしい。
まさに今の自分の気分に相応しい…
などと根本的にダメな無気力なだけの自分を無理くりこじつけて正当化してみたりする。
昼間、古物商の件で千葉中央署へ。
色々な事件があるのだなぁーと待ち時間にパチリ。
でもこういった首題というのか、名前を決めるのって
誰がつけるんであろうか。「~の定義によって、この事件は~と名付ける」とかやっているんだろうかとフッと考えた。
以前に市原の方の警察署で目撃した忘れがたいシーンを思い出した。
それは、自分がその警察署の建物に入ろうとした時に、
建物の上の方から男の怒鳴り声が聞こえてきた。
自意識過剰な自分は、自分に向けての罵声かと足を止め上を見上げた。
どうやら警察署建物の4階ぐらいの所から男が叫んでいる様だ。
と、建物から飛び出てスタスタと歩く水商売風な派手な女性(おばちゃん)が
足を止め上を見上げている。
上の男から
「○○ちゃん達者でなー!」
と、
その女性
「あいよー!」と、自分のお尻をペンと叩いて手を振り歩きだす。
なにやら言葉を発している上の男。
時々振り返りながらもスタスタと歩いてゆく女性。
その光景を立ちすくみながら傍観する部外者(自分)。
今でも記憶深く残っている光景だ…
ドラマで起こりうるコトは、現実にも起こりうる。
人生なんて、そんなたいそうリッパなモンじゃない。
きっと僕等なんて、ただフワフワと浮かんでは沈み
浮かんでは沈み
を繰り返し
ため込んできた思い出を胸に
ささやかな祈りを抱いて
その内、気が付けば一人一人消えていっちまうモンなんだと
エライ人
どうか、その口から言ってやって下さい。
リッパな人
その通りなんだと言ってやって下さい。
だから自分はお茶目なイタズラをしてみたりして
傷ついたフリをしてみたりするんだ。
きっとそうだ。
そうに違いないさ。
と、
自分自身を納得させる方向へと意識を持ってゆくコトにする。
『ミツバチのささやき』を観て寝た。