2010/09/22
久しぶりに、買い漁っていたレコードなどを整理していたらば、
今、自分が気になるバンドなどへVivian Girlsや、Best Coastが与えている影響って
やっぱ大きいんだなぁーとフッと感じた。
遠く離れた土地の必要最低限のかぎられた情報の中で自分がそう感じるのだから、
現地で彼女らを目の当たりにしているシーンってモノはきっと凄いことになっているのであろう。
いつからだろうか、その名前を聞く様になったのは・・・・・・・・・・
The BeachBoysの“In My Room”カバーを含む4曲入りシングル
これが自分的には、持っているBest Coastの中で一番好きな作品かも知れない。
聞くたびに、とてもわくわくドキドキする“Make You Mine”っていう完璧な曲が入っている。
JEANS WILDERとのスプリット・シングル
収録されている“UP ALL NIGHT”なるキラキラとレイドバックした楽曲の中には、
以前のガールズ・バンドが持ち合わせていたモノとは明らかに違う独特のサウダージ感?
みたいのが見え隠れしている気がする。
これを単純に時代性と言うのだろうか?
変な例えだが、10年ぐらい前だったか・・?にTVで観た
“隣の少年たち
~The Boys Next Door~”なる映画があったと記憶している。
そして最近DVDで観た“隣の家の少女
~The Girl Next Door~”という、
裏スタンド・バイ・ミーといわれる映画の違いといえばいいのか、
まるで気ちがいの様に衝動に突き動かされ突き進む前者のソレと、
先天性的にすべての絶望が、驚きもうろたえもなく、
すべてがぶちまけられた場所で安住するが如くただうごめいている後者。
ゼロ年代のカオスな文化を通過した意識ってやつには依存しているモノが当たり前だが、違うのだ。
それはコカインを吸っているノリピー
や、パリス・ヒルトン
達などが身をもって世間に知らしめていたり、
街では、金で当たり前の如く、いとも簡単に男達に股をおっぴろげる女の子達の絶対数が
何も言わずとも語っていたりする。
彼女らの鳴らす音は、まるでビロードに包まれたシャボン玉のようだ。
そして自分は、そんな愛しいモノを感じさせる彼女らの音に、いつまでも身を委ねていたいのである。