甘い夢
個人的なベストトラックは7曲目のトカレフズの『甘い歌』
しまおまほさんの声に絡む花くまゆうさくさんのギター
詩も含めて
6曲目の同トカレフズ『クエスチョン』からの流れに何かやたらと胸が締めつけられる。
トカレフズってこんな感じだったのか・・・と、今更ながら痛感。
あと、4曲目のアーバンギャルズの『東京の女』のウニョウニョとした感じと、
11曲目のグラジオラスの『サル少女マリア』がやたらと心にひっかかりひたすらリピート。
以下の杉作J太郎さんのコトバが、漫画家だけでない
何だかこの時代に生きる僕等みたいなボンクラ中年男の叫びを
代弁してくれてるようで、やたらと感じさせてくれる。
~漫画家が音楽やっちゃいけねぇって誰が決めたんだ。
俺たちは生まれたときから漫画家だったわけじゃねぇ。
食うために漫画家になったのさ。
そりゃあ最初のうちは描きたいこともあったさ。
好きで飛び込んだ世界だからと無我夢中、がむしゃらだった。
だが気付いたらペンを持つ手の感触が、なんか、なんか違うんだ。
言葉でうまく言えりゃ世話ねぇよ。
恥ずかしい話、いい漫画描けるならってなんもかも犠牲にしたさ。
人間関係はズタボロ、ろくな死に方もできそうにねぇ。
もうこの世に未練も糞もねえよ。
そんなとき、ペンを楽器に、マイクに持ちかえてみたら、
こんな俺でもまだなにかやれるんじゃないかって思っちまったんだ。
こんな俺でもまだなにかを伝えようと、つながっていようとしてるんだって。
間違ってるのかもしれねえ。
いや、間違っててもいい。
こうしていればまだ俺も生きていけるなって。
ただそれだけのことなんだよ。 ~