この日は朝5時半過ぎに起きて、
6時過ぎに、タクシーを呼んでもらって、
宿を出発しました。
友達は、この日はのんびりモードとのことだったので、
私1人で出発。
行き先は、内宮です。
雨は、5時頃は強雨だったらしいのですが、
私が内宮に着いた頃には、
傘をささなくてもいい状態に落ちついていました。
ただし、傘は先日の華美事件があったので、
宿のビニール傘を借りました。
まだ、この方が地味かなと・・・。
朝6時半の内宮は、訪れる人も少なくて、
静寂でした。
なんて贅沢な時間。
この感覚を味わえるだけで、
早起きして、来させてもらって良かったな~と
しみじみ思いました。
そして、静寂な中、
内宮に向かって歩いていきます。
そして、石畳の下から、内宮を見上げると、
なんともいえない豊かな、
そして、どこへともいえない感謝の気持ちが
わいてきました。
この時も、周りには誰もいません。
ただ豊かな時間が流れているのです。
そうして、石畳を登っていくと、
静寂から、静謐に変わった空間になりました。
自然と背中がシャンとします。
そして、神主さんに手続きをして、
御垣内参拝をさせていただきました。
(この日は傘の事、言われませんでしたよ~)
そして、天照大神様の荒御霊がお祭りされている
荒祭宮へと移動し、参拝させていただきました。

ここで、やっとホッとしました。
ちゃんとお参りさせていただけたな~って、
何だか、肩の荷が下りたような、
そんな気持ちになりました。
たぶん、自分のことだけだったら、
ここまでできなかったと思います。
屋形船を御一緒してくださる方々がいらしゃるから、
こうやって参拝させていただけたんだなーと、
本当にありがたいなという気持ちでいっぱいでした。
そうして、来た道とは違うところから、
宇治橋へと向かいまます。
宇治橋には、やっぱり人がいません。
途中、すれ違う人はいましたが、
撮影の時は、なぜか人がいなくなりました。
ちなみに、ここ数日豪雨だったので、
五十鈴川が増水していて、
いつもは穏やかな川なのに、
荒々し荒々しい一面を見せていただきました。
まるで天照大神様の別の一面である荒御霊を
見せていただいたような気がしました。
そうして、宇治橋を渡った後、
フッと空を見上げたら、
青空が広がり始めていました。
何だかわからないけれど、
「OK」をいただいたような感じがしました。
この後、一旦、宿に戻って朝食をいただきました。
それは、また明日に。







