西洋占星術における水星は情報と伝達の星であり、技術や才能にも関わります。ギリシャ神話ではヘルメス、ローマ神話ではメリクリウス（英語読みでマーキュリー）。今夜から9月22日まで水星が逆行となります。
正確には今夜8月30日の23時15分から9月22日の15時16分まで
この間は水星に関連するもの「通信」「移動」「テクノロジー」「コミュニケーション」が停滞すると言われているので大事な決め事などは避ける時期です。
また会議などは無駄に長引くことが多いでしょう。さらに誤解や勘違いによるミスも起こりやすく、待ち合わせの時間や場所などは再度確認をして慎重に！
そして注意すべきなのは通信機器やパソコンなどの不具合です。データなどはこまめにバックアップをしておきましょう。交通機関も停滞します。出発時間はいつもより余裕をもっていくと良いですね。
なんとなく良くないイメージですが、この時にすべきこともあります。過去を振り返ること、内なる自己に意識を向けること、ペースを落として休息を取ること・・・
常に慌ただしい現代社会の中で、スローライフを思い出す。そんなメッセージを与えてくれる時期なのかも知れません。水星は年に何度も逆行を起こしますが（2016年では4度）、それだけに物事には良い面も悪い面もあるということを見せてくれる天体かも知れません。
カドーシャスの杖を持つメリクリウス。神秘主義では錬金術にも関連があるとされています。
ギリシャ神話ではパンドラに箱を開けさせたのはヘルメス（メリクリウス）が彼女に与えた「裏切り」「狡猾さ」とも・・・技術と情報を司り、トリックスターとして扱われるヘルメスは、泥棒の神でもあり嘘やごまかしが得意な神・・・憎めないキャラですが、悪い面が出ると迷惑ですよね