ほぼ毎年、多い時は年に2~3回も訪ねている戸隠。そしていつも泊まるのは馴染みの宿坊旅館ですご主人は戸隠神社の神職さん、聚長(しゅうちょう)と言いますつまり、戸隠神社に仕える神職が営むお宿で、それぞれに歴史ある神仏混交の御神殿があります
宿坊といってもお食事は普通の旅館と変わりませんいやこちらはちょっとおしゃれな蕎麦懐石ですご神殿に捧げたお神酒、食前酒は梅酒、前菜はカモの燻製・ゴマ豆腐・プチトマト・とろろ、山菜の盛り合わせ、おつくりは信州サーモンと生湯葉、焼き魚は子持ちアユ、そしてしのぎで馬刺しの手まり寿司、さらにお鍋は信州豚の塩麹鍋・・・
揚げ物は高野豆腐と信州野菜と山菜、お吸い物はウドとワラビ、さらに蕎麦とチーズの茶わん蒸し、6ぼっちの手打ち蕎麦、蕎麦湯、デザートに蕎麦ソフトクリーム地元のものを使いながらも洗練されたお食事で、とても美味
朝食も純和風ですが、盛り付けがとても可愛くて、女将さんのセンスを感じますそして朝食の塩サケに敷いた笹の葉に、私の分だけ「九頭龍様の御歯形」がありました虫歯予防のお守りとして大事にしていたそうです。龍神様のご加護があるようにというお宿の心遣いがありがたいです一枚だけ見つけたんですよとおっしゃってました
こちらが御神殿です古来からの風習に則った神仏混交の神殿で戸隠五社の神様と氏神様と不動明王様が祀られています事前にお願いすれば御祈祷をしていただくことも出来ます
こじんまりとした宿坊旅館ですが、いつも温かいおもてなしでホッと出来るお宿ですまた御世話になります