昨日は幸運を意味するパート・オブ・フォーチュンのことを書きましたが、良い角度と書き加えなければなりませんでした。
何故なら、その人を意味する星がパート・オブ・フォーチュンとただリンクしていれば良いのではなく、約60度のセクスタイルやトライン(約120度)の角度をとっていなければダメで、約90度のスクウェアや対立を意味する約180度のオポジションの角度では悪い暗示になってしまいます。
この約60度とか約120度という約をつけているのは、星の影響の範囲がそれぞれ違うからです。
右ページにあるように土星が10度とあるのはホロスコープ上の土星の位置の前後いれて10度なので、その半分の5度として他の星やパート・オブ・フォーチュンとの角度からプラスマイナスするのです。
金星は8度なので半分の4度として金星の前後に位置する星との角度の計算をします。
ですから、土星と金星がトライン120度の角度を形成しているということは、5+4=9度の許容範囲があるということになり、111度から129度までの間がトラインの角度になります。
けれども、この影響力の度数については右ページにあるように諸説ありまして、ウィリアム・リリー氏も時によって使い分けていたようです。