星占いは非常に古い歴史を持ちます。
河の氾濫などを予測するツールとして始まり、さらにそれが人や動植物などの地上の生き物たちの運命を予測することも可能であることに着目されました。
けれども、キリスト教に異端として弾圧された歴史もあります。
英国の占星術の大家ウィリアム・リリーは著書のタイトルをクリスチャン・アストロロジーとしたのも、そのためでしょう。
ウィリアム・リリーは著書の中で、自分は迷信深くないと主張しています。
彼に言わせると占星術はアートつまり技術であり、せんじ詰めれば科学として見ていたのです。
地球を中心に見た宇宙観は現代の宇宙観とは違いますが、何をテーマにするかで尺度も変わっていくものです。
星占いは、地球上の生物や事象を取り扱うもので、宇宙全体を調べるわけではないのですから。
とはいえ、太陽がある星座だけで占うものではありません。
太陽がホロスコープ上にどの位置にあり、ほかの星とどのような角度を形成しているかを見なければなりません。
他の星も同様です。
よく星占いの本に金星がある星座でその人の恋愛を見るなどと書かれていますね。
私の金星はおうし座にあり、第9ハウスに位置しています。
この第9ハウスというのが肝心なのです。
第9ハウスは宗教や思想、学問、外国などを意味します。
金星はその人の関心、趣味、喜び、幸運を意味します。
その通りに、私は海外の物事に興味を持ち、学ぶのが好きで、信心深いと思っています。
仕事や社会生活は第10ハウスを見ます。
現在のホロスコープにおいて第10ハウスに金星や月などの吉星が着ていて、しかも他のハウスにある吉星と良いアスペクトを形成している時は、そういう面での喜びごとがるでしょう。
第2ハウスは金運を意味します。
それも前述したように調べます。
出生時のホロスコープと同様に現在の天体の位置からも現在と未来を占うことが出来ます。
けれども、月が他の星とアスペクトを形成していなかったり、土星が第7ハウスに着ていり、上昇宮(アセンダント)の度数によっては用いることが出来ないホロスコープもあります。
ホロスコープは、天気予報の雨雲レーダーのようです。
今現在も示しますが、さきがけて知らせてもくれます。
だから、私は毎日ホロスコープを見ない日はありません。
第1ハウスに位置している星か、星座の主星が月と180度の対立の位置にある場合、重い症状の風邪に注意が必要です。
月は身体や感情や移動を意味します。
そんな時、私はまさかと思い希望的観測に終始するのですが(笑)、結局インフルエンザや重い症状の風邪をひいてしまったのでした。
また、移動において凶を意味するので旅行での損失や不運も暗示しています。