


先日、関心領域という映画を観てきました。
アウシュビッツの横で暮らす所長家族の話です。
その家族は強制収容所アウシュビッツに高い壁一枚隔てたお隣に住んでいます。
それほどは高くはないんですよ。
不穏な音、叫び声、泣きじゃくる声、喧嘩、銃声、煙などが観客には見えてきます。
所長家族の庭には花々が咲き乱れ、綺麗です。
周りは森で川でカヌー。
誇らしげに満喫する家族たち。
その笑い声は隣にも聞こえてるはず。
なかなかの現実です。
子供達は精神不安、眠れない、暴力性が出てきているようです。
所長の妻がその土地から離れないといけなくなりそうな時の怒りとか、庭や農地改革は17歳の夢なんだと。ナチスも自然回帰をうたってるから正しいことだ!と。
最後のシーンの単身赴任からまた自宅にもどれること、毒ガス作戦の話への関心のなさにへたってなります。女優さんえらい。
私たちはどこまで関心を広げ保てるか。
あまりに目先のことに振り回されると
関心が狭くなるんですよね。
ブラックな働き方をさせるのは、他にも興味を持たせないためだと思う。それしかない気分にさせられる方もいると思います。
色々な脅しに負けないように正気でいましょう。
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