先日、興福寺国宝特別公開2019に行ってまいりました。
6年ぶりとなる南円堂・北円堂の開扉ということ。
あれから6年7日という感慨ひとしおです。
その日は、拝観時間開始直後にまいり、スイスイと中にはいることができました。
既に御朱印の列が並ばれておりましたよ。
私のお目当ては、南円堂の不空羂索観音様です。
アカシックレコードって感じの仏像様なのですが、
空振りなしの素晴らしい観音さまです。メンタル体に働きかけて引っ張り上げてくれるような感じ。
さすが空しくしない方です。
「心念不空の索をもってあらゆる衆生をもれなく救済する観音」
いわゆる皆の願いをその網ですくい上げて空しくしない、空振りなしの神様ということです。
その背後にうごめく力の姿に魅了されてしまいました。
それはここに来ては行けないというエネルギーを背負っているというようにも感じます。
むなしさを背負っている。そしてその目の前で起こる素晴らしいエネルギーの展開の妙技。
この体験を味わいに6年ぶりの知らせに馳せ参じたよってことなのですが
個人的にもお仕事に対する思い、気持ちを新たにさせていただきましたよ、
しかし、お写真と実物がなんだか違うんですよね。
こちらの観音様は鹿の毛皮をまとっているお姿をしています。ちょっとシャーマンのようで格好良いですね。
友達は北円堂の仏像たちが好みであったようです。
南円堂のほうが時代は新しいのですが、北円堂のほうがいぶし銀感がありました。傷んでいるようにみえるからかな・・・。
興福寺中金堂
三重塔