初心に帰って撮りなおそうシリーズの四つ目はカシオペア座の胎児星雲です。カシオペアの東端にあるハート星雲（IC1805）とともに代表的な散光星雲です。

SHOで撮影しましたが、前回のどの波長も強い発色をしている北アメリカ星雲と違い、Hαが支配的で、画像処理により色相変更（カラーシフト）しないときれいな色は出てきません。HOOで撮っても真っ赤になり単調で趣がなく、SHOに適した対象と言えます。（SHOの色合いは好き嫌いが分かれるところですが）

【胎児星雲（IC1848）カシオペア座 SHO画像】

【胎児星雲（IC1848）カシオペア座 HOO画像】

Date:　　　2025/8/31　23:16～　300sx40FR（Total Exp 3h20m）
Telescope：
　(1)Takahashi FSQ-106ED (F3RD)　320mm f3 20FR
　(2)Canon FD300mmf2.8　 20FR

Camera：ZWO ASI2600MC X2
Mount：　ZWO AM5
Filter：　（1）HO（15nm/35nm）（2）SO（15nm/35nm）(HYO)

　　　　　Askar ColorMagic C eqv
Edit：　　PIXINSIGHT・FlatAidePro
Shot in： Uwano Kogen, Kami-cho, Hyogo, Japan (Bortle Class 3)

※HOO画像をご覧いただくと右上のハート星雲のOIIIは濃いことがわかります→ハート星雲はSHOの初心者向けと言えます

天体写真 美の原点（4） ～胎児星雲（IC1848）～

天体写真美の原点（4）　～胎児星雲（IC1848）～