子育て占星術カウンセラーのKumikoです。
昨日は雨のなか、クライアントさんに会いにいってきました。
20年来のリピーターさんで、これまで、ご主人の転職、
お子さんのご結婚など折に触れ鑑定させて頂いてきました。
心理カウンセリングを取り入れてからはじめてのご相談。
占星術のみでの鑑定の時よりも深く掘り下げることができました。
何でも話すことができてスッキリ安心感があったといって頂きました!
勉強してよかったです☆☆
最初は起業するお子さんのご相談でしたが
実はお子さんとの関係性が根本的なテーマでした!
最初はどういう事業が向いているかとか、
いつ頃オープンがいいかとか、
そういうご相談だったのですよ。
それが実は色々な感情と絡み合っていて、
「子供のために頑張りすぎてしまう。」優しい真面目なお母さんが
「頑張りすぎない。」ためにどうしたらいいか
というところに行きつきましたのでシェアしたいと思います。
クライアントさんはお孫さんがいらっしゃる世代です。
蠍座に天体をたくさんもち、
労働、義務を表す6ハウスがとても強い女性。
口には出さないけれど深い思いやりがあり、
働き者で、お子さん、お孫さんのために
自分のことは二の次で尽くされる方でした。
そして、射手座の要素も強いので
それを楽しそうに、苦も無くやってのけ、
人のためにやっているなんていう意識はなく、
尽くすことが自然体、でこられた方でした。
けれども、カウンセリングを続けるなかで、
干渉はよくないとわかっているのに、
心配になると子供の甘えに応じて助けてしまうこと、
それが子供のためになっていないかもしれないこと、
に気づかれました。
そして昨日、
「子供のことは子供に任せます。」
と宣言されました。
「起業するのは子供の責任で。」と。
振り返ってみると体力的にも精神的にも
子供のことで思い悩むのはきつかったんだそうです。
そして実際にご病気になられました。
聞いたときはどっきりしましたが、
命に別状ないのが幸いでした。
けれども、ご本人は「任せる」といったことがまだ割り切れなくて
「これから夏休みで大変なのに、あまり手伝ってやれないわ。」と
残念に思っておられるようでした。
蠍座は愛情が深いので
かかわった人をどこまでも大切にしたいのです。
そして勤勉な6ハウスですから、
一度引き受けた仕事をやめるのが嫌、
必要とされていると思う所にいかない理由などない、
と感じてしまうのですね。
そこで私はカールロジャースの「実現傾向」という考えを交えて
お話をしました。
「人間誰でも成長していきたいと思っていて、
適切な環境を与えれば成長していくことができます。
困っている人を助ける気持ちは尊いことですが、
困っている時に助けられると、その人は
困っているという経験をする、
それを乗り越える経験をすることができないのです。
困っていても、適切な環境にあるのであれば、
その人を信頼して見守ることが
その人を尊重することになり、成長につながります。
経験し、成長するチャンスを与えてあげると考えてみませんか?
お子さんは今適切な環境が整っている状態だと思います。」
それをきいて、はっとされました。
「そう思うと、子どもと関わるときとてもやりやすいですね。」
納得されて、
しばらくは自分がしたい時だけお子さんやお孫さんの世話をし
おいしいものでもたべて、リラックスして過ごすと
おっしゃられました。
頑張るお母さん、思いやりのあるママこそ、
「子供の全責任を自分が負っている。」
と考えずに
「子供は小さくてもこれから自分で歩んでいけるんだ。」と
信じて、サポートしていけるように心がけてくださいね。
小さいうちは善悪の判断もつかず全面的な補助が必要ですが
少しずつ手を放して
子供の「できたよ!」が増えていきますように。
これができればかなり楽!です。