https://youtube.com/watch?v=cPxUqEOOaaQ&si=8BsaUN-l2aumpCzH
『SURVIVE』は、B'zが、1997年11月19日にRooms RECORDSからリリースした、9作目のオリジナル・アルバム。
前作『LOOSE』同様、通常盤のみの発売で、ブックレット(写真集)とCDケースを入れる紙製の三方背スリーブケースが付属しており、ブックレットの36ページ目の写真は2バージョンあります。本作はCD EXTRA仕様となっており、1997年当時のパソコンに本作のCDを入れると、B'zの画像と曲の歌詞、「Liar! Liar!」のPVが見ることができました。 ジャケット写真は、ニューオリンズにあるライブハウス「プリザベーション・ホール」で撮影されました。 前作『LOOSE』以降に発売されたシングルのうち、「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」、「MOVE」、「Real Thing Shakes」は未収録となりました。また、「あなたならかまわない」はこの時期のアウトテイク。 本作は6thアルバム『RUN』以来、ライブツアーを通してアルバムの収録曲が全曲演奏された。以降は19thアルバム『EPIC DAY』まで収録曲が全曲演奏されたアルバムは存在しません。
初週でミリオン達成、累計売上172.3万枚を記録。 第12回日本ゴールドディスク大賞でロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。 2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化されました。
1990年の『RISKY』がそれまでのダンスビートとハードロックを融合させた一つの到達点だったとしたら、『SURVIVE』は、ハードロックとJ-POPを上手く融合させた到達点だったと思っています。
『LOOSE』のようにバラエティに富んでいるわけでなく、統一感が最高。アルバム全体で飛ばして聴く所が無いと、当時から感じてます。それは今も変わっていません。
1曲目『DEEP KISS』の“僕には僕の夢がある 破れかけても夢がある ふられつづけてもこたえない しょうもない悩みは忘れよう 強力な寂しさに負けない アイアンマンになりたい ちょっとやそっとではひび割れない 石のように”って歌詞。稲葉さんの経験?いや、稲葉さんがふられつづけることなんてあり得ます?なんで、ダメダメ男の気持ちが分かるんだと何度も思いましたし、助けられました。
同時期に発売された河村隆一さんの『LOVE』の方が当時は、売上も勝っていたし、話題に登っていたように思います。トリプルミリオンになった『LOOSE』からは売上も落としていますが、やりたいことを確立した感じがして、翌年、『B'z The Best "Pleasure"』、『B'z The Best "Treasure"』を満を持して発売したのは納得いきました。次の『Brotherhood』で、ハードロックに大きく振り切ったことも。
しかし、当時は2025年時点で“SURVIVE”して、トップアーティストでいるとは驚きです。ちょうどこの頃から、シングルはミリオンを切り始めたり変化はあったものの、驚異的な安定感を保ちましたね。デビューから36年過ぎて、ファンクラブでさえ、ライブのチケットが取りにくいなんて、驚愕です。
敢えてB'zの中で好きなアルバムを挙げるなら、個人的には『SURVIVE』か『LOOSE』か迷います。
11月12日に発売のニューアルバム『FYOP』も楽しみですね。名盤の予感がします。



