https://youtube.com/watch?v=P5GrlBiqymU&feature=shared


 『KAMAKURA』は、サザンオールスターズの8作目のオリジナル・アルバム。1985年9月14日にレコードとCDとカセットで発売。発売元はタイシタレーベル。オリコン7週連続1位。

 グループ初の2枚組のオリジナル・アルバム。総レコーディング時間は1,800時間を費やしています。 2枚組になったことについては、当初は普通に1枚のアルバムを作る予定だったものの、制作していくうちに桑田佳祐さんが作る曲が増えてきてしまい、それらの楽曲をすべて収録したいという意向で2枚組としてリリースすることとなり、このアルバムの制作でサザンとしてできる事を当時の時点ですべてやりつくしてしまったというエンジニア・マニピュレーター側の見解と、本作のコンセプトがそもそも2枚組であり、メンバーの構想として2枚組として出す考えが何となくあったという桑田さんや識者による見解が存在しています。 タイトルは鎌倉を撮影で一泊した際に浮かんだものであることが語られています。

 音楽的には、当時出始めたサンプラーやデジタル・シンセサイザー、ドラムマシンなどが多く使用されています。これら電子楽器やプログラミングの担当として、YMOのアシスタントを務めた藤井丈司さんが参加しています。


 「国民待望の2枚組」という触れ込みで発売され、CMには明石家さんまさんが出演しました。さんまさんは、サザンの楽曲「メロディ (Melody)」を口パクで歌っており、そのCMを見た人のほとんどが「メロディ (Melody)」をさんまの歌だと思っていた、という逸話は有名であり、さんまさんの持ちネタの1つでもあります。さんまさんの出演のきっかけは大阪の業界人が集まる飲み屋に桑田さんやさんまさんが足を運んでおり、この場で桑田さんとさんまさんは交流を深めるようになりました。その後に本作の宣伝用CMを作る際に桑田さんはさんまさんに出演を頼み、さんまさんも承諾したといいます。本作のCMは、2004年にDVD『ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)』に収録されています。


 音楽プロデューサーの小室哲哉さんは本作に衝撃を受けたことを公言しており、「けっこうハイテクで、テクノロジーを駆使したアルバム。ちゃんとしたセールスの中で、セールスを考えた中での実験だったと思うから、いいバランスだと思ったんですよ。こういうことやれるのはサザンしかいないなと思ってたし、マーケットを考えてもね。だからすごい羨ましかった。」と評価しています。 サザンや桑田さんのソロ作品のサポートメンバーとして参加したことがあるパーカショニストのはたけやま裕さんはサザンの中で一番好きなアルバムとして挙げ、「時代を超越している傑作」と評価しています。 オリコンによる本作の累計売上枚数は95.3万枚を記録しています。


 僕はこの頃、歌謡曲を聴き始めたのですが、当然、2枚組のアルバムなどまだ小学生には手が届かなかったし、サザンオールスターズって大人が聴く音楽だと思ってました。翌年のKUWATA BANDの方が鮮明に覚えてます。近年、やっと『KAMAKURA』聴けました。桑田さんの声が若いですね。確かにこの当時としては、新しいデジタルサウンドだったのでしょうね。でも、まだ試行錯誤してるように感じます。どうやったら、日本語がロックに上手くはめられるか。しかし、時代を先取りしているのは確かで、2024年、2025年にユニクロのCMで使われても違和感ないのですよね。





 

 





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