https://youtube.com/watch?v=2ZBtPf7FOoM&feature=shared
『シアー・ハート・アタック』 (Sheer Heart Attack) は、1974年発売、クイーンの3枚目のアルバム。
クイーンは自分たちの世界を本国イギリス、日本についで、大国アメリカへと広げていきました。本アルバムは、彼らの音楽が初めてアメリカで受け入れられたと言ってよい1枚。ジョン・ディーコンの作った曲が収録され始めたのもこのアルバムから。
本作のレコーディングは、1974年7月から9月にかけて行なわれ、初期2作と異なり、本作はトライデント・スタジオのほか、AIR、ロックフィールド・スタジオ、ウェセックス・サウンド・スタジオの4つのスタジオで作業が行なわれました。このセッションの直前、バンドは1974年4月よりモット・ザ・フープルの前座として初の北米ツアーに参加していました。しかし、ギターのブライアン・メイがツアー前に受けた予防接種で消毒不十分な注射針が使用されたことにより肝炎を患い、ツアーは途中で中止となりメイは入院。メイの復帰後に、アルバムのレコーディングが続行されたものの、メイが十二指腸潰瘍を患ってしまいました。これにより、メイの回復までの間、メイのギターソロを入れる余地を残す方でレコーディングを続け、復帰後にギター・パートとボーカル・パートが追加することで完成させました。
アルバムタイトルは、日本語で「突発的な心臓発作」という意味ですが、隠語で「暗殺者のナイフ」あるいは「心臓を一突き」という意味があり、デジタル・リマスター版CD (EMI:TOCP-8273) の日本語解説ではこちらの意味とされています。 また、このアルバムの同名曲であるロジャー・テイラー作の「シアー・ハート・アタック」は本アルバムには収録されておらず、3年後に発売されたオリジナルアルバム『世界に捧ぐ』に完成形として収録されました。
全英:2位(ミュージック・ウィーク)
全米:12位(ビルボード、Billboard 200) 日本:23位(オリコン)
70年代の段階で、この音、このQUEENらしさを確立しているのが凄いですね。非常にバラエティに富んだ内容で聴きやすく感じています。ひょっとしたら一番ハードロックロッな一枚かも。プログレ色も強くなってきましたね。ここで、こういう展開に持っていくかと驚かされますね。