https://youtube.com/watch?v=0e4Odk-v3oU&feature=shared
『クイーンII』(Queen II)は、クイーンの2作目のアルバム。本国では1974年3月8日に発売され、日本では3か月後の6月25日に発売されました。
全英5位(ミュージック・ウィーク)。 全米49位(ビルボード) 。日本26位(オリコン)。
邦題には『ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示』という副題が付けられていました。
バンド初のコンセプト・アルバムであり、前作『戦慄の王女』によるプレスからの酷評に対する回答でもありました。 レコード発売当時は、ギタリストのブライアン・メイ中心の「サイド・ホワイト」と、ボーカルのフレディ・マーキュリー作の楽曲のみの「サイド・ブラック」の2つに分けるという形式がとられました。この「白と黒」というコンセプトは、メドレー形式の曲の収録方法、アルバムジャケットの裏表や見開きの写真にも貫かれており、片面ずつのトータル性や「白と黒」が対になったコンセプトを1枚のアルバムとして押し出していました。 ライブにおいても、ライティングの効果を無視してこのコンセプトが用いられました。しかし、CD化に際して上述のようなコンセプトも失われました。ただ、できるだけこのコンセプトを守るため、サイド・ブラックの始まりを飾る「オウガ・バトル」の冒頭には、長めの空白が挿入されています。 デビュー当初から、ルックス面におけるグラムロックの影響、作品にみられるクラシックの影響や組曲的、メドレー的な曲構成、レコードのA面・B面をトータルコンセプトの元に作る作風などから、一部ではプログレッシブ・ロックの要素をアルバムに取り入れたともいわれました。
『Queen II』のアルバムジャケットとアートワークは、クイーンのビジュアルアイデンティティにおいて特に象徴的なものとして知られています。写真家ミック・ロックは、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、ルー・リードの魅力的な肖像を手掛けてきた腕を買われ、本作のジャケット写真の撮影を担当。彼は、映画『上海特急』のマレーネ・ディートリッヒを思わせる、憂いを帯びた妖しい雰囲気が漂うポーズをバンドに取らせた。もちろんフレディ・マーキュリーは、腕を交差してミック・ロックを見上げながら、微かな笑みを浮かべずにはいられなかったそうです。
メインジャケットは、フレディ以外のメンバーは白の衣装を着た写真を希望していましたが、フレディの強い要望で黒のジャケットが採用されました。また、映像作品『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1』のジャケットにも流用されました。
このジャケットの撮影シーン、映画『ボヘミアン・ラプソディ』にも出てきて、「おっ!」と思いました。
QUEENといえば、この写真、ジャケットを思い出す人も多いかもしれませんね。
わりと楽曲単位ではキャッチーな部分は薄いと個人的には思いましたが、あっという間に聴き終えてしまったように感じました。ブライアン・メイが弾きまくっている印象が強いです。
また、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは「オレが死んだら『クイーンII』を棺に入れてくれ」と述べたという逸話があります。僕も死んだら棺に入れてくれと思っている作品いくつかに絞ってます。多分、10代、20代に聴いた音楽になると思いますが…。今年、4月にとうとう50歳を迎えますから、色々考えることあります。あ、自死したいと言っているわけではなく、真っ当に人生を送った末にという意味で。