『BOOGIE WOOGIE MAINLAND』は、杏里の12枚目のオリジナル・アルバム。1988年5月21日発売。発売元はフォーライフ・レコード。オリコン週間2位。

 全曲の作詞は吉元由美さん、作曲と歌を杏里さん、編曲は小倉泰治さんが担当しています。 帯コピー:恋をして、素敵な自分に逢いたい。 

 本作は、アナログ盤とカセットテープでのA面の1〜5(CDの1〜5)の曲のそれぞれの主人公の、その後のストーリーがB面の1〜5(CDの6〜10)に描かれており、A面(EPISODE)とB面(THERAPY)とストーリーが繋がっているコンセプトアルバムとなっています。(その旨の説明がアルバムの歌詞カードに記載されています。) アナログ盤は本作品で最後の販売となりました。 B-5「SUMMER CANDLES」は同年7月にシングルカットされました。 

 ザ・コンプレックス・スタジオでアルバムは録音されましたが、天井が高く壁がコンクリートのスタジオであり、スタジオの音の抜けがよかったことから、アルバムの全体的なサウンドが決まったのではないかと後年本人がインタビューで語っています。 


 2013年12月4日にはリマスター盤が発売され、アルバム未収録シングル「スノーフレイクの街角」が追加収録されました。僕が持っているのはこちらの方です。サマーソングが並んでいる中、最後に

「スノーフレイクの街角」が収録されているので、完全に浮いている感じはしますが、杏里さんの楽曲で最も好きな一曲でもあるので、お得感はあります。

 杏里さんは「CAT'S EYE」「悲しみがとまらない」「気ままにREFLECTION」あたりがヒットしていたのはうっすら記憶にあるのですが、このあたりから鮮明に覚えてます。80年代終わりから90年代前半はアルバムアーティストというイメージでした。個人的にはユーミン以上に聴きやすかったし、以前より垢抜けたイメージでかっこよかったです。第二の黄金期。ダンサブルでポップな面を押し出しました。

 「SUMMER CANDLES」は結婚ソングの定番ですね。





 

 









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