https://youtube.com/watch?v=p0sPkWb8nZA&feature=shared


 1992年11月16日発売。オリコン最高位20位。日本テレビ系列(NNN・NNS)各局と沖縄テレビ(フジテレビ系列)が年1回放送するチャリティー番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のテーマソングとして制作され、第15回(1992年)より毎年使用されています。

 1992年の第15回記念として、加山雄三さん(筆名である弾厚作名義)がギターで作曲し、全国の視聴者から寄せられた愛のメッセージを基に谷村新司さんが代表作詞としてとりまとめ、24時間以内にそれを一本の歌(番組内では「愛の歌」と呼ばれた)として制作しようという試みが行われました。

 日本テレビによると、曲のテーマは「心のふるさと」であり、「サライ」という曲名はペルシア語「سرای」(サラーイ、UNGEGN式: Srāy; Srāi)から来ていて、直訳は「宿(または家)」。本曲には「砂漠の中のオアシス」という意味も込められています。「宿(または家)」や「砂漠の中のオアシス」が、曲のテーマ「心のふるさと」に近いから『サライ』という曲名になったと日本テレビは説明しています。


 2022年、加山さんが85歳という高齢を理由に、コンサート活動から引退することを表明。楽曲完成から30周年を迎えたこの年の『24時間テレビ45』(8月27日 - 28日)が加山さん最後の24時間テレビでのサライ歌唱となりました(同年さんはエンディング以外にも、8月28日夕方の部にて谷村とデュオで披露しています)。また、翌2023年では谷村さんは病気のため出演せず、そのまま同年10月8日に死去したため、彼にとっても最後の24時間テレビでのサライ歌唱となりました。なお、日本テレビ代表取締役社長の石澤顕さんは10月23日の定例記者会見にて谷村の死去に触れ、谷村さんへの感謝とともに今後も「サライ」を歌い継いでいくことを明らかにしています。


 

24時間テレビ 「愛は地球を救う」は、1978年から毎年8月下旬の土曜から日曜にかけて、日本テレビ系および沖縄テレビ放送で生放送されている長時間特別番組。

 1978年、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズとして、日本各地でチャリティーキャンペーン活動を行う番組として誕生した。年末年始や緊急時などを除いて、通常の放送を休止し特別番組を終夜放送することは当時としては画期的な企画でした。 視聴者からの寄付を、国内外の福祉・環境保護・災害復興の支援に役立てる事を目的とした番組であり「本当の主役は(テレビの前の)あなたです」を謳い文句にしています。

 番組内容は毎年設定されるメインテーマに基づき、健常者のみならず、障害者や被災者、難病患者などにも着目、チャリティーマラソンやドラマスペシャル、ドキュメンタリー、チャレンジ企画などを中心に構成。番組内では出演者が応援ソングを歌う場面があり、使用される楽曲は毎年40曲前後にも上ります。


 24時間テレビではチャリティー番組にも関わらず出演者にギャラが支払われていることや、募金の使い道が不透明な部分がある点について、当初より批判が上がっています。2023年11月28日、日本テレビ系列で当番組を放映している日本海テレビ(本社所在地・鳥取県鳥取市)の元幹部社員(元経営戦略局長)が、当番組への寄付金(264万6020円)を含む累計1118万円を10年にわたり常習的に着服していたことが発覚し、前日の同月27日付で懲戒解雇に処し、鳥取県警察(所轄・鳥取警察署)へ業務上横領で被害届を提出。24時間テレビチャリティー委員会がこの事態に対する謝罪と同社に対して着服された寄付金全額の回収、あるいは同額の補填を強く求める声明を発出しました。この事態に対し、日本海テレビの代表取締役会長が引責辞任、代表取締役社長が3か月間報酬全額返上を表明しています。

 

 24時間テレビの障害者を見世物にする企画にも、「感動の押し売り」「偽善商法」という批判があります。先天的に両腕両脚が欠損している障害を持ち、「五体不満足」の作者でもある乙武洋匡さんがかつて24時間テレビでメインパーソナリティーのオファーを受けた際、「『かわいそうな人たちが、こんなに頑張っている』と障害者を扱ってしまうことに違和感を覚えた」「障害者に対する扱いがあまりに一面的だとは思う」という理由で断ったことを明かしている他、作家の百田尚樹さんも著書『大放言』の「チャリティー番組は誰のため?」において、「テレビ的に『絵になる』」障害者を取捨選択して番組を作る姿勢を批判しています。前述のデーブ・スペクターも「障害を持つ方へのサポートを目的にしているはずなのに、実際は広告代理店と企業の利益とイメージアップのために続けられている」と24時間テレビの方針を批判しています。 2016年8月28日には、24時間テレビの裏番組として放送されたNHK Eテレ『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』「検証!『障害者×感動』の方程式」が感動ポルノを取り上げ、24時間テレビを痛烈に批判しました。なお、2017年以降もNHKは24時間テレビを批判する内容で『バリバラ』を裏番組として放送しています(2023年は放送なし)。

 出演者のギャラ問題、マラソンは、やらせ疑惑が持ち上がったり、近年の天候不良の中でやる必要性に迫られていますね。確かに福祉車両の贈呈や、被災地への募金は助かると思いますが…。


 僕は、障がいを持つ者としてのひとつの希望、意見としては、1年に1度24時間使ってやるより、しっかり、毎週、又は、毎日短時間で良いので、障がい者や被災者にしっかり密着した番組作りをしてほしいなと思います。視聴率を気にしては駄目だと思いますよ。エンターテイメント性はあまり必要ないと思いますね。マラソンも、間寛平さんが走った時は、驚きましたし、感動もしましたが…。全否定はしませんが、そろそろ、番組を見直した方が良いですよね。時代の変化、価値観の変化問ものもあるわけで。本当に愛は地球を救うのか?



 

 





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