https://youtube.com/watch?v=uKsfJ9EomLk&feature=shared
1979年8月25日発売。オリコン週間24位。
1978年10月に当時7人バンドだったチャゲ&飛鳥は、第16回ヤマハポピュラーソングコンテスト「つま恋本選会」において「流恋情歌」で入賞を果たしました。 そして、1979年5月開催の第17回のために用意された曲が「ひとり咲き」であり、結果は第16回と同様に入賞で終わりました。その後にヤマハ側からデビューとレコーディングの話を打診され、チャゲ(現:Chage)と飛鳥(現:ASKA)の2人による内容でした。これで7人編成のバンドは解散となり、8月に「九州から大型台風上陸!熱い喉が衝き叫ぶ!」というキャッチーコピーでデビューを果たしました。1979年11月12日放送のフジテレビ系『夜のヒットスタジオ』に出演し「ひとり咲き」を披露しました。彼らが全国ネットの音楽番組に出演するのはこの時が初めてでしたが、実は当日出演予定だった吉田拓郎さんが直前になり出演をキャンセルしたことから、彼らに急遽出演依頼が舞い込んできたという背景がありました。そのため、セットや演出は拓郎さんのためのものでした。チャゲと飛鳥は出演に伴い、出演日の午前中に自分達で原宿に行って衣装服を買ったそうです。
シンガーソングライターの高橋優さんは、一人で音楽活動するか悩んだ際にこの曲を聞いて「一人で音楽活動をやっていくのも悪くないかな」と公言しています。坂本冬美さんは、歌詞にある「あたい」という言葉を用いていることがこの楽曲を好きになった理由で、「『私』でも『あたし』でもなく、この『あたい』が放っておけないと言いますか。きっと何度も恋をして、いつも失敗して、傷ついて、でもまた同じように恋をして、それを繰り返している『あたい』なんだと思う。」と公言しています。
演歌フォークですね。この人たちが後に『モーニングムーン』や『SAY YES』『YAH YAH YAH』等の曲を作るって信じられないですよね。まだ、飛鳥の歌い方にあのネットリ感が少ないですね。最近、THE ALFEEのベストアルバム購入したんですが、彼らも初期は音楽性が全く違う。永く活動して、かつ、多くのファンを獲得するには、時代にフィットしていく柔軟性も必要なんでしょうね。チャゲ&飛鳥がデビューした頃は、アナログレコード。ミリオン連発時はCD、そしてサブスクの時代がきました。若い人にも聴いてほしいな。
色々ありましたが、もう、ふたりで演ることはないのかなあ。