https://youtube.com/watch?v=wHOHujRNHq4&feature=shared


 『只者』は、B'zのボーカリスト・稲葉浩志さんの6作目のオリジナル・アルバム。2024年6月26日にVERMILLION RECORDSから発売。

 オリコン週間デジタルアルバムチャート(2024年6月26日付)では、1位を獲得。ソロ名義では自身初の同チャート1位獲得となりました。 また、2024年7月8日付週間アルバムランキングでも1位を獲得。ソロでのアルバムの首位は、1作目『マグマ』から6作連続となりました。

 「稲葉浩志」の名義としては、前作『Singing Bird』から約10年ぶりとなるオリジナル・アルバム。(ただしこの期間にはシングル1枚と、「INABA / SALAS」名義でオリジナル・アルバム2枚をリリースしています。)


 本作を制作するきっかけについて問われた際、稲葉さんは「ずっと溜めてた曲をまとめた」と回答しており、何か大きなテーマがあって制作した作品ではないとのこと。「テーマもなく溜めていた楽曲をまとめてアルバムにした」という制作スタンスについて稲葉は、「『マグマ』(1997年リリースの稲葉のファーストソロアルバム)を作った時のテンションに似ているかもしれない」と振り返っています。 具体的な楽曲制作の時期については、2019年ごろから始まったコロナ禍による自粛期間が影響しており、当時稲葉さんは自宅にいることが多く創作活動の時間が多くなっていました。その後、ギターとボーカルだけのデモを作成しているうちに、だんだん形が見えてきて曲として完成させたいと思うようになったとのこと。

 「作品としてのテーマがない」と語る一方で稲葉は、製作期間の90%がコロナ禍とその後の日常が戻り始めた時期のものなので、僕の中での統一性はあるという考えも語っています。


 本作は、稲葉浩志さんが「只者」=「何者でもないひとりの人間」として、日々を過ごす中で出会う何気ない情景や遍在的な苦悩や葛藤を飾らない言葉で綴った歌詞と、奇を衒うことなく着実に緻密に積み重ねられたメロディーによって紡いだ12編のドラマを収めたとのことで、稲葉浩志さん自身が編纂したアンソロジー的作品と言える渾身の1枚と発表されています。 アルバムタイトルについて、2023年に作品集『シアン』を発売した際のインタビューで過去の自分を振り返った際に、自分は普通の人間だと再確認し、そこから『只者』になったと述べています。


 「これとは違う人生があったのではないか」。「何者でもないひとりの人間」。稲葉さんは日本を代表するロックスターであり、スーパーヴォーカリストでもありますが、人間です。コンプレックスや葛藤も当然、あるのですね。


 昨年、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』デビュー記念日の雷雨のライブを観に行かせていただいたのですが、稲葉浩志さんって、“教師”みたいだなと感じました。あんなに結構なアクシデントに見舞われたツアーだったのにあんなにたくさんのファンを笑顔にするミエナイチカラがB'zにはあります。

 

『只者』にはB'zでは歌わないであろうテーマが多く出てきますね。『マグマ』に匹敵するほど好きなアルバムになるかもしれません。『マグマ』に近い香りもしますが、『マグマ』発売された1997年よりも年齢を重ね、人生に深みを増しています。歌い方や声質は年齢とともに変化したかもしれません。僕も

LIVE-GYMに行ったのは28年ぶりでしたが、その変化は劣化ではなく、進化だと確信しました。


 FNS歌謡祭出演してますが、やはり存在感が圧倒的ですね。








 

 





NO MUSIC&SONG, NO LIFE - にほんブログ村