〈2013年オリコン年間ベスト10〉

1位 AKB48:「さよならクロール」 

2位 AKB48:「恋するフォーチュンクッキー」 

3位 AKB48:「ハート・エレキ」 

4位 AKB48:「So long !」 

5位 EXILE:「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」 

6位 嵐:「Calling/Breathless」 

7位 SKE48:「チョコの奴隷」 

8位 SKE48:「美しい稲妻」 

9位 NMB48:「僕らのユリイカ」 

10位 嵐:「Endless Game」


〈2013年ビルボードジャパン年間ベスト10〉

1位 AKB48:「恋するフォーチュンクッキー」 

2位 AKB48:「さよならクロール」 

3位 サザンオールスターズ:「ピースとハイライト」 4位 嵐:「Endless Game」 

5位 嵐:「Calling」 

6位 AKB48:「So long !」 

7位 SMAP:「Joy!!」 

8位 きゃりーぱみゅぱみゅ:「にんじゃりばんばん」 9位 AKB48:「永遠プレッシャー」 

10位 AKB48:「ハート・エレキ」


 音楽チャート業界では、日刊レコード特信(特信チャート)、ミュージック・ラボ(休刊)→電波新聞、ミュージック・リサーチ(休刊)、プラネット、サウンドスキャンジャパンといった同業他社がいる(いた)ものの、オリコンチャートの影響力は大きく、長らくアメリカの「ビルボード」誌と同様、音楽界での評価指標として真っ先に用いられてきました。しかし、2010年代半ば頃からメディアがオリコンからビルボードに切り替え始めます。オリコンランキングの上位が特定のジャンルばかりになったためとされます。具体的には、 単品音楽市場の一般的消費の大部分が、(価格の圧倒的安さ・利便性を背景に)ダウンロード、その後サブスクリプションへと移行したため、シングルCDという商品の役割も、配信にマッチしない高年齢層需要や、外装に重きを置くコアファン向けなど、補助的・ニッチ的なものへと変質した。そうした中で、コアファンをターゲットとしたシングルCDのアイテム化・おまけ等の高付加価値化や、時にはチャートインそれ自体を目的化したマーケティングも推進されるようになりました。さらに、2000年代後半頃から異なるカップリング曲を収録した複数の盤種やイベントなどの特典を目的とした複数枚購入させる商法が常態化していきます。これらにより、かつての100万枚の売上=100万人が購入というような図式が崩壊し、音楽を聴く目的以外での複数購入が主流となり、楽曲やアーティストの人気を測るのが困難となっていきました。その結果、CDランキング上位曲とは言っても、世間一般の認知が薄い(従前、コアファンにのみ愛好されてきた分野の)楽曲が当チャートの上位を占めるに至り、前世紀のような「一般消費者にとって、最も音楽の流行がわかる資料」という意味合いがなくなっていきました。

 こうした音楽消費動向の大幅な変動もあり、オリコンとしても実態を反映すべく、従来の売り上げ単独のチャートだけでなく複合ランキングを新設する旨の方針が2018年1月に新聞報道され、同年8月29日付けリリースにて、「1.CDシングル、2.ダウンロード単曲、3.ダウンロードシングルバンドル、4.ストリーミング」を「換算売上ポイント」で数値化した「週間合算シングルランキング」を同年12月19日から新設することが発表されました。


 アイドル、LDH、K-POP以外で年間TOP50にチャートインしたアーティストは、サザンオールスターズ、Linked Horizon、ゴールデンボンバー、T.M.Revolution×水樹奈々、天野春子(小泉今日子)、福山雅治のみとなっています。音楽の聴き方が多様化してきましたね。日本レコード大賞はEXILEの「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」で史上初の4連覇でした。

 でも、2013年、一番国民に浸透した曲って「恋するフォーチュンクッキー」だったよね、と思いますね。

 後、『あまちゃん』は久しぶりに毎朝、観た朝ドラでした。















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