https://youtube.com/watch?v=ZA7x5hzHxnM&feature=shared


 『fetish』は、布袋寅泰さんの7枚目のアルバム。2000年11月19日発売。オリコン週間8位。

 ミリオンセラーを達成したベストアルバム『GREATEST HITS 1990-1999』の後にリリースされたアルバムで、オリジナルアルバムとしては前作より2年7ヶ月ぶりとなります。 

 自身が好きな音楽(フェティシズム)を深く追求したマニアックな作品。布袋さん自身も「私的要素の強いアルバム」と述べており、「自分にとって非常にピュアなアルバム。年齢的な事もあるかもしれないけれど、ジャラジャラ着飾って自分を強く見せるよりも、今は確かな自信っていうものが初めて芽生えた時期なのかもしれない」としています。 テクノサウンドを大々的に取り入れた前作とは打って変わり、ゴシックなテイストの楽曲で構築されており、また多くの楽曲でブラスが取り入れられている。アルバムの制作過程について布袋さんは「ある種、ヌードになっているような気分を味わいながら作っていった」と表現しています。 クレジットには、布袋さんに最も影響を与えた「デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック、T・レックスへこのアルバムを捧げる」と英文で表記されています。本人曰く「色々な人から影響を受けているけど、今回このアルバムと向き合う時、こだわるべき部分ってのが結局は、この三者から影響を受けたところだったってことで、アルバムの最後に名前を入れた」「『King & Queen』『SSG』『fetish』どれが布袋?って思うかもしれないけど、全部が俺。そうやって常に“変化”していくことすら“ポジティヴ”なんだってこともデヴィッド・ボウイから学んだんだと思う。日々、変化していってこそR&R.」としています。



 

本作を受けてのツアーは『HOTEI ROCK THE FUTURE 2000-2001 "FETISH"』と銘打ち、2000年12月20日の日本武道館を皮切りに全国14都市21公演を行っています。

ツアーでも、会場内にお香が焚かれたり十字架や鎖がステージセットに登場するなどゴシックな世界観が展開されました。


 

ツアーメンバーは、レコーディングに参加したマイク・ガーソン、ザッカリー・アルフォード、村田陽一さん、ANANA-U'·G、岸利至さん、前回ツアーにも参加したPERSONZの渡邉貢さんと石垣愛さん、村田陽一さん率いるSOLID BRARSSメンバーの西村浩二さん、吉田治さん、五反田靖さん。総勢11名というツアーメンバーは、2008年に東大寺にて行なった『SPECIAL LIVE-Fly Into Your Dream-』と並び、現在のところ布袋さんのキャリア史上最多となっています。

ライブの模様は、12月28日の大阪城ホール公演を収めたライブ・アルバム『HOTEI ROCK THE FUTURE TOUR 2000-2001 』(2001年)とライブ・ビデオ『HOTEI ROCK THE FUTURE TOUR 2000-2001』(2001年)としてリリースされています。アルバムはCD3枚組で全曲収録となっていますが、ビデオは6曲が未収録となっています。

ツアーグッズのパンフレットには小池真里子さんが書き下ろした短編小説『闇のオンディーヌ』が掲載されています。


 

『King & Queen』『SSG』『fetish』。GUITARHYTHMという冠を外して、音楽性は規制なくできるようになってように思いました。

『SSG』は除いて、チャートに挑戦している時期だったのかもしれません。このあたりの布袋寅泰さんは、毎回やることが違っていて面白かったように思います。だんだんテレビにも出始めて兄貴キャラが気になってきたのはこの後くらいからかな?『SUPERSONIC GENERATION』は、デジタルなのはかっこいいけれど、ちょっと乗っている歌詞が説教くさくて、粗暴な感じを受けて、長時間聴いていたいと思わないですね。


この『fetish』のブラスロックも時々、無性に聴きたくなるんですよね。ちょっと他のアルバムとは毛色が違う気がします。




 

 





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