https://youtube.com/watch?v=ydeig1BXC_o&feature=shared


 『12』(トゥエルブ)は2023年1月17日にcommmonsから発売された坂本龍一さんのオリジナル・アルバム。坂本龍一さんの晩年に制作された最終アルバム。オリコン週間2位。

 

前作『async』以来、約6年ぶりのオリジナルアルバム。

本作は闘病生活を続ける坂本龍一さんが、日記を書くようにピアノとシンセサイザーを使用して制作した音楽のスケッチから12曲を選び、1枚のアルバムにまとめた作品集。ほとんどの曲は「一筆書き」ですが、「20220302 - sarabande」「20220302」「20220404」の3曲のみ「推敲」したといいます。

各曲のタイトルは曲を制作した日付で、坂本さんは「(日記に)タイトルをつけるという発想はなかった」と語っています。楽曲は日付順に収録されていますが、「「20220304」だけ毛色が違うので」最終トラックとなりました。また「20220302 - sarabande」のみ日付以外の単語が付記されているのは、「(サラバンドの)三拍子のゆっくり優雅な踊りを想像してほしくて」との理由によります。

アルバムが“12”(じゅうに、英語で“twelve”の意味)というタイトルになった理由を、坂本さんは「曲全体の雰囲気が"12"(じゅうに)って声に出して言っている感じだから」と語っています。

2022年12月11日に開催されたオンラインコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」において、特典として本作の先行全曲フル試聴が配信されました。なお同コンサートでは、本作より「20220302 - sarabande」が披露されています。

ジャケットは「もの派」を代表する国際的な美術家、李禹煥が本作のためにドローイングを制作。坂本さんの71歳の誕生日にあたる2023年1月17日にリリースされました。

坂本は同年3月28日に死去し、本作は坂本3000の生前最後のアルバムとなりました。

2023年6月公開の是枝裕和監督の映画『怪物』に「20220207」と「20220302」が使用されました。


 『戦メリ』や『東風』のようなキャッチーなメロディはそこにはありませんが、教授が日々を告白しているように感じた作品でした。このアルバムはガッツリ聴くというより、生活音のような感覚で流すことが多いです。眠りにつく前とか、読書中とか。


 昨日のNHK『Last Days 坂本龍一 最期の日々』観ましたが、意識がなくなった状態でも、ピアノを弾くように指を動かしていましたね。最期までアーティストだったのだなと思いました。

 自分が死ぬ時、ああいう境地で…いないでしょうね。きっと、坂本龍一さんしか見られない景色を見ながら旅立たれたのでしょう。日本の歴史に残る偉大な音楽家の死からもう1年以上過ぎてしまったのですね。






 

 



 

 





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