https://youtube.com/watch?v=JskR-5GjV78&feature=shared


 2006年8月30日発売。29作目のシングル。

 

本作は199612月12日に発売した4thアルバム『True』からのリカットシングルとなっており、リカットシングルのリリースは1999年8月発売の「Driver's High」以来約7年ぶり4作目。

この作品は、本作発売の約10年前に発表したアルバムからリカットした楽曲を表題曲にしたシングルとなっていますが、本来であれば1997年3月26日に発表する予定だったもの。このシングルカットは、1997年2月12日からフジテレビ系で放送されていたテレビアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

』の第4期エンディングテーマ

に表題曲が使用されたことがきっかけとなっており、シングル発売に伴い音楽雑誌の取材などのプロモーション活動も当時行われていました。ただ、当初予定していた発売日の約1ヶ月前となる1997年2月24日に、当時L'Arc〜en〜Cielのドラマーであったsakuraが覚醒剤取締法違反で逮捕され、

バンドが事実上の活動休止状態になったことに伴い、本作のリリースは白紙化の憂き目を見ることとなった。さらに、前述のアニメとのタイアップも僅か4話(第39話~第42話)で先代ED曲

に差し替えられています(同アニメ セルビデオ

版では差し替えられることなく予定話数分で使用されています)。

リカットシングルの発売中止から約10年経過した2006年8月30日に、バンド結成15周年を記念し、8cmシングルとして発表していた1stCDシングル「Blurry Eyes」から14thCDシングル「forbidden lover」の14作品を12cmシングル(マキシシングル)で再発売する企画が実施されました。この再販と併せ、"幻のシングル作品"となってしまった本作を"L'Arc〜en〜Cielの29作目のシングル"としてリリースすることも発表され、約10年越しでリカットされる運びとなりました。ただ、2006年当時、L'Arc〜en〜Cielは各メンバーがソロ活動をメインとしていたこともあり、シングル発売週前後においてラジオ、テレビ等のメディアを通じたプロモーション活動は一切行われておらず、現在まで地上波の音楽番組で表題曲を披露するプロモーションは行われていません。


 本作の表題曲「the Fourth Avenue Café」は、ホーンとバンドサウンドが絡み合うポップで華やかな楽曲となっており、制作には東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションメンバーであるNARGO、北原雅彦さん、冷牟田竜之さん、GAMO、谷中敦さんが参加しています。さらに、この曲のプロデュースおよびアレンジには、L'Arc〜en〜Cielのサポートキーボーディストを務める秦野猛行さんが参加しています。


 また、2006年11月25日・26日に東京ドームで行ったバンド結成15周年ライヴ「15th L'Anniversary Live」の開催前には、公式サイトで「演奏曲目リクエスト投票」が実施されており、この曲が1位を記録しています。この投票結果を踏まえてか、この曲は同ライヴで公演の幕開けとなる1曲目として演奏され、コンサートツアー「CONCERT TOUR '96〜'97 Carnival of True」以来約9年ぶりの披露となりました。そして、このライヴの後に開催した公演では、この曲が頻繁にセットリストに組み込まれるようになっています。ミュージックビデオは、sakuraがL'Arc〜en〜Cielに在籍していたころに撮影されており、完成まで至っていましたが、白紙化の経緯もあってか現在まで一度として公開されていません。


 『True』の完成度に感動していた時(

楽曲の突き抜け感、配置、完璧なアルバムに感じました。これは売れるぞと思いました。)

に、あの事件が起こってしまいましたから、当時は結構な落胆でした。このまま解散してしまうんじゃないかと。




 

 


 

 






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