https://youtube.com/watch?v=pXcrP1cV5bQ&feature=shared


 『デイドリーム』(Daydream) は、1995年に発売されたマライア・キャリーの5枚目のスタジオ・アルバム。

  今までのアルバムよりもR&Bやヒップホップ色が強い作品となりましたが、これはマライア自身が決めたことであり、レコード会社は前々からヒップホップ・アーティストやラッパーをマライアから遠ざけたがっていました。しかし、このマライアとレーベルとの間で対立があったにもかかわらず、多くの批評家はこのアルバムを絶賛しました。 全米のアルバムチャートBillboard 200では6週連続首位、81週チャート入りしました。また、3,200万枚を売り上げた前作の『ミュージック・ボックス』に続き、アメリカ国内だけで1,000万枚のセールスを売上げ、ダイヤモンド・アルバムとなった。世界規模では2,500万枚を売り上げました。2001年時点で、日本では240万枚を売り上げています。 このアルバムからのシングル「ファンタジー」は、日本では日本盤シングルCDが1枚490円で販売されました(当時日本において一般的なシングルCDの価格は1枚1000円程度でした)。これは円高の影響で値下げ傾向にあった輸入盤CDなどへの対抗策。

  2作目のシングルの「ワン・スウィート・デイ」はボーイズIIメンとデュエットし、2曲連続初登場1位という史上初の快挙も成し遂げました。また、ビルボードHot 100では16週間1位を獲得し、ギネス記録に認定されました。2019年、リル・ナズ・X and Billy Ray Cyrus "Old Town Road"の19週に記録を更新されるまでの約23年もの間、最長記録を保持。

  3作目のシングルの「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」も2週間1位をとり、1996年に最もラジオで流れた曲となり、大ヒットを記録しました。このアルバムからのシングル曲3曲が1位を獲得し、1枚のアルバムからのシングルのみで25週以上全米チャート1位を記録しました。この記録を達成した女性アーティストはマライアのみ。

  本作品は、ソニーのSBM(スーパー・ビット・マッピング)録音が採用されており、既存のCDプレイヤーにて高音質再生が可能ですが、PRO pixy ESPRITなどのSBM対応機種では、20ビット相当の分解能で再生することができます。


 1996年 Daydream Tour 3月7日、10日、14日・東京ドーム 3月7日は、ワールドツアー初日。この時、とある事情で山手線乗っていたんですが、ドームに向かうであろう女性ファンの方々が、マライアトークに花咲かせてました。羨ましいなと思いながら聞いてた覚えがありますね。日本でも本当に大人気でした。丁度今頃の季節だったなと、ふと思い出してしまいました。

 


 



 「Daydream」は、「Emotions」「Music Box」みたいなアルバムを期待していたので、初めて聴いた時は「あれ?」となりました。7オクターブ全開というわけでなく、やや抑え気味で地味に感じたからでしょうか。歌い上げるバラードもありましたが。でも音はとても凝っていて、最先端も入っている、何か変化しようとしているのかなと思うアルバムでした。次のアルバムでかなり弾けるのですが、このアルバムはその気配はあるものの、可愛らしいというか、清楚な古き良き歌姫な雰囲気が残っていますね。古さと最先端が程よく共存していたから、売れたのかもしれません。


 


  


 




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