https://youtube.com/watch?v=R5vferhcO1g&feature=shared


 1994年6月1日発売。4枚目のアルバム。オリコン週間2位。

 このアルバムをもって『GUITARHYTHM』名義のプロジェクトは一旦終了した。 1993年7月に「ロンドンに行ってくる。今回はレコーディングの予定はまったくない。曲が出来てもデモテープは作らない。曲が出来るまでは戻ってくる気はない」と宣言し単身渡英。ロンドンで生活する中、アコースティックギター1本で全楽曲のデモを完成させました。この時期に布袋寅泰さんはスペインやアムステルダム、ジャマイカをはじめ様々な土地への旅も経験しており、後のインタビューで「作ろうと思って作った曲は1曲もない。ロンドンでの生活や旅の経験がなければ出来なかったものばかりだから」と語っています。ある程度の方向性を決めてから楽曲作りを始めたこれまでの作品とは異なり、「ノーコンセプト」として始動したアルバム。GUITARHYTHM本来のコンセプトである「ギターとコンピューターの融合」から離れ、アルバム全体がバンドサウンドを主体として構築されています。またこれまでのソロ・キャリアでは意図的に抑えてきたメロディアスなサウンドを、本作ではある程度取り入れています。インタビュー上では「BOØWY然りCOMPLEX然り、基本的にメロディが湧いてくるタイプなんだけど、サウンド・コラージュというコンセプトがまずあったから『GUITARHYTHM III』まではそういうのを殺してきた部分もあった。今回は言葉とメロディ、歌が流れていくようにって思えたんで、素直にメロディも昇華してると思う」とされています。 現在のところ、全曲布袋さんが作詞を手掛けた唯一のアルバム。「今回は詞と曲を一緒に書きたいと思っていた。書きたいことがけっこうあったし、第三者に依頼する以前にデモの段階で歌詞が出てきた」と布袋さんは語っています。 本作の完成後のインタビューで布袋さんは「新たな布袋寅泰の予感」を語っており、翌年には『GUITARHYTHMプロジェクト』に幕を下ろし、さらなる新たなサウンドへと挑んでいくことになります。

 ジャケットワークはデヴィッド・ボウイのアルバム『ジギー・スターダスト』(1972年)にインスパイアされたもの。後ろ向きで振り返っている布袋さんと仁王立ちする布袋さんは「これまでの布袋寅泰」と「これからの布袋寅泰」を表現しています。また濡れた地面に写っている二人の布袋さんの影が「IV」の形になっています。 撮影は前作と同じく久保木浚介さんが担当。 撮影は晴れの夜に行われ、濡れた地面は水を撒いたもの。2人の布袋さんの後ろに見える白煙はスモークマシンを焚いており、使用中に近所の住人が「何だ?何だ?」と心配して出てきたそうです。また、右上の「GUITARHYTHM IV」のネオンはCGで作成したもの。


 皆さん、それぞれ好きな『GUITARHYTHM』があると思いますがどれがお気に入りですか?僕は今では最初の『GUITARHYTHM』が最高だと思っているのですが、実はBOØWY、COMPLEX以外では初めて購入した布袋さんのアルバムが「GUITARHYTHM IV」

でした。当時はⅢまではアート過ぎて難しいと感じて。少し分かりやすくなった「GUITARHYTHM IV」から購入したのでしょうね。COMPLEXの2作目も難しいけれど、吉川晃司さんのボーカルは好きだったので。

 この頃の歌詞は好きなのです。暑苦しくなくて。

 


 




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