https://youtube.com/watch?v=CfKtNzaeFRM&feature=shared
X(現・X JAPAN)の1枚目のアルバム。オリコン週間19位。
1988年4月14日、にエクスタシーレコードより発売。当初はLP (EXL-001) で発売され、後にCD (EXC-001) 化と5000枚限定のピクチャーレーベル盤(LP)も発売されました。ピクチャーレーベル盤には「Stab Me In The Back」の1988年の京都スポーツバレーでのライブ音源が収録されたソノシートが付属しており、後に『PERFECT BEST』に収録されました。 初回盤CDはアメリカ製で、ミニ写真集が付属していました。歌詞カードはLP盤のものを流用しています。また、2000年9月13日にはワーナーミュージック・ジャパンより復刻盤(XXC-1001)が発売されたが、リマスタリングはされていません(現在は廃盤)。
アルバムタイトルは、「幻影が消えていく」という意味を込めてあり、当時は色物バンドと見られていた今までのXの表面的なイメージが消えて、新たな核が見えてくる状況を表現しました。 メンバー毎に異なる様々なコンセプトが用意されました。 YOSHIKI「人間の生き方・感情・喜怒哀楽の部分とドラマ性を持った映画の様なアルバム」「人間の悲しみ・錯乱状態・発狂した時のイメージを切り取る」「ノリを失わずに、メロディアスに作る」HIDE「聞き流すのではなく、じっくり詞を見ながら聴かせ、聞き終わった後に体を重くする」TOSHI「全体的にも、1曲毎にも、涙を流せて、胸も打たれるドラマ」PATA「速い曲から踊れる曲まで、バラエティに富んだアルバム」 TAIJI「ドラマティック・喜怒哀楽」
ボンデージ風の服を着た女性(バストアップのみで顔は見えない)が両腕を有刺鉄線で縛られ、背後から片方の胸(両胸とも乳輪が露出している)を揉まれたうえに、胸の中央にナイフで「X」の文字の大きな傷を付けられているという、過激なグラフィックが描かれている。 画家の西口司郎さんによるこのグラフィックは、収録曲「SADISTIC DESIRE」の歌詞をモチーフにし、メンバーが原案を出したうえで頼んだもの。 iTunesをはじめとする音楽配信サイトでは、白地に「X」の文字が黒く書かれているシンプルなデザインに変更されています。
初動1万枚以上と、当時のインディーズとしては記録的なセールスを上げ、インディーズ・レーベルながらメジャー・チャートにランクインを果した日本史上初のアルバムとなりました。最終的な累計売上は41万枚を超えました。
YOSHIKIは「演奏はまだまだ未熟だし、楽曲そのものも納得いかなかった面もある。だけど、メンバーがそれぞれ各自思い入れを込めて、音を出した。1音1音に思い入れがある」「最初で最後の、音楽だけに真正面から向き合ったアルバム」と振り返っています。
音質は悪く、演奏も荒いですが、メジャーデビュー後、そして現在は失われてしまったものがいっぱい詰まってます。無敵でした。