https://youtube.com/watch?v=naz0-szzYXk&feature=shared


 1992年5月25日発売。5枚目のシングル。オリコン週間2位。

 ジャケット写真は槇原敬之さんが犬に耳打ちしています。 日本テレビ系ドラマ『子供が寝たあとで』主題歌。累計出荷枚数は約150万枚。 当時槇原さんのサポートキーボーディストを務めていた本間昭光さん(後にプロデューサーとしてポルノグラフィティやいきものがかりなどを手がける)が歌番組楽屋にて「俺、失恋したんだよ~」と槇原さんに話すと槇原さんが「本間さんが元気になる曲を作りますよ~」と言い「もう恋なんてしない」を作詞・作曲。本間さんは「元気になる曲だけど俺の失恋話は槇原が書いた詞のように良い話では無いんだよなぁ~」と述懐。 現在でも代表的・失恋歌でありラジオ「あ、安部礼司」では主人公・安部礼司と恋人・岩月加奈が別れる回(2007年2月18日放送)のエンディングで使用され悲恋を彩ります。槇原さんは番組のファンで「この曲が使用されたことに感謝している」と述懐。槇原さんはその後同番組にゲスト出演のほか、後に主題歌も書き下ろしました。 『Hits on TV』(2005年)、『FUN Greatest Hits of 90's』(2006年)、『R35 Sweet J-Ballads』(2007年)、「Climax J-Ballad Standard」等といったコンピレーション・アルバムにも収録。


 2023年、「もう恋なんてしない」を、ヒップホップの音楽ジャンルの1つ“ドリル”調にアレンジした音源を使用し、独特のダンスをするショート動画「槇原ドリル」が、TikTokなどのSNSで大きな注目を集めました。ドリルミュージックとは、2010年代にシカゴで流行ったヒップホップのサブジャンル。銃、暴力、ギャングの抗争を想起させる不穏な音楽で、チーフ・キーフとDJ Kennが作ったと言われています。その後、UKドリルやブルックリンドリルと派生し、グローバルなジャンルへと進化を遂げて、日本でもドリルスタイルのラッパーやビートメイカーが増加しました。そんなドリルと槇原敬之さんの楽曲は、全く対極なのですが、そのギャップを面白がる人が続出。そしてドリルという攻めたアレンジのリミックスをきっかけに、槇原さんの作るメロディや歌詞の完成度の高さに気付かされた若年層のリスナーが、彼の発表した過去の楽曲を再評価する動きが起きたようです。

 「もう恋なんてしない」が元々素晴らしい曲なので、どうアレンジされようが、良いものは良いということでしょうか。



 

 


 

 





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